長かった冬が終わり、春本番を迎えようとしています。
本ブログのテーマは、AUDI A3の維持のし易さや雪国での対応力について、感じたことを綴っていくというものです。
冬を一度越えて、AUDI A3の雪道の対応力がどのようなものであったかをまとめてみたいと思います。
以下の内容は、全て主観と実体験による印象ですので、正確性に欠ける場合があります。
当然捉え方に個人差がありますし、AUDI A3の雪道の安全性を保証するものではありません。
参考程度にご覧頂ければ幸いです。
①【走行中の安定性について】
圧雪・凍結路、シャーベット状の路面等、様々な道を走行しました。
結論から言えば、「予想していたものよりもずっと安定していた」という印象です。
気温が低く、圧雪・凍結路となっている場合は、路面がびしっとしまっています。
当然ながら滑りやすくなりますが、速度を落としてハンドルをしっかり握れば意外なほどに安定した走行が可能でした。
友人が国産FF車に乗った際、「後部がぶんぶん振り回される」と言っていたのですが、AUDI A3に関してはそのような印象はありませんでした。
AUDIといえばクワトロですけども、このA3はFFです。
しかしながら、この点は以前乗っていたフルタイムAWDのインプレッサに引けをとらなかったと思います。
氷点下の気温の中、低速ですが峠道を楽に走行できました。
本国のドイツでは、つるつるのアイスバーンになることが多いようです。
ですから、圧雪・凍結路の走行は当然ながら想定されて製造されているのでしょう。
代行業者が運転する際、後部座席に座っていましたが不安定さは全く感じませんでした。
しかし、雪の降り始めで除雪が為されず、シャーベット状のずるずる雪が積もった際はかなり苦労しました。
数人がかりで車体を押してもらい、10人程度が駐車場から出るのに30分程度かかりました。
この日はFF車に限らず、AWD車でもスタックしていたので、駆動方式の違い云々ではないのですが。
たった1日だけですが、流石に対応できない日でした。横滑り防止機能の作動を示すランプが頻繁に点滅し、車自体も頑張ってくれていましたね。
SUVは涼しい顔で走り去っていきましたが・・・。
昨年度は、オフロードのように凹凸の激しい路面になったことが1日だけありました。
このときは、インプレッサのAWDがかなり重宝しました。
「AWDでないと全くのお手上げ」という日は、今年度と昨年度で1日ずつだけですが確かにありました。
また、下り道の際は十分気を付けて欲しいと思います。
FF車は前部に重さが偏っているため、下りは思い切って速度を落として慎重に運転して下さい。
②【発進について】
発進については、やはりインプレッサには敵いません。
特に、雪が降り積もった駐車場からの脱出の際に如実に差が表れます。
AWDであれば、多少の雪は踏み越えて楽に発進できますが、A3はそうはいきません。
しっかりと除雪を行い、地面をならさないといけないため、昨年度よりも丁寧に除雪を行うようにしました。
無理をしない、という意味ではむしろプラスですが。
また、凍結路の場合はアイドリングストップが邪魔になる場合が多々あります。
AUDIのアイドリングストップは若干癖があり、ブレーキを離してから約2秒程度経過してやっと前進を始めます。
後続車が来た等して、この2秒間が経過する前に焦ってアクセルを踏めば、即スリップします。
クリープが発生してからアクセルをそっと踏めば良いのですが、2秒間というのは非常に長く、交通状況次第では、なかなか上手くいかないときもあります。
アイドリングストップはボタン1つで機能をキャンセルできるので、冬場はOFFにしておくことをおすすめします。
③【車高について】
AUDI A3は、思ったよりもずっと車高が低い設計です。
雪の塊が道路にしばしばあるのですが、これが越えるときに多少ためらってしまいます。
無理せずに回避する必要がありますが、そのためには事前にこれを察知しなければなりません。
やはり速度は控えめに。
④【装備について】
エアコンの効きが良いため、比較j的速くフロントガラスの凍結を解かすことができます。
とはいってもかなり時間はかかるので、凍結防止カバーを活用しました。
値段が下がっていたとはいえ、やはりハイオク仕様車をいつまでもアイドリングさせておくのは気が引けます。
エコのためにも、気温が下がりそうな夜はフロントガラスにカバーをしておくと良いと思います。
リアワイパーは、非常に脆いので注意が必要でした。
駐車時に立てておかないと、雪の重みで根元に負担がかかっていきます。
また、凍結時にブレードがガラスにくっついたまま誤って作動させてしまうと、あっさりと折れてしまいます。
これだけで約13000円。もったいないので雪が降ろうが降るまいが、リアワイパーは必ず立てましょう。
フロントのワイパーも、凍結してくっついたまま作動させると一気にゴムが劣化します。
やはりワイパーは立てておくのが無難です。
当然過ぎる話かつ基本中の基本ですが、タイヤは高性能スタッドレスタイヤです。
A3には、DUNLOPのWINTER MAXXを履かせています。
多少高くても、信頼できる一流メーカーのトップクラスの製品を使って下さい。
これが大前提だと思います。
早めに冬タイヤに交換しておき、慣らしておくことをお忘れなく。
新品の場合は、1000km程度走行してタイヤのコーティングを剥がさなればなりません。
フロントフォグランプだけではなく、リアフォグランプも搭載されているのはとても嬉しいです。
何回も吹雪に見舞われたため、フォグランプはかなり使用しました。
ミニランプのみの際も、フォグランプは点灯できます。これは代車のPOLOではできませんでした。
単純に、ライトが非常に格好良いので意味もなく点けたくなる位です。
⑤【燃費について】
雪道の走行では、おおよそ13~14km/Lでした。
十分すぎる数値だと思います。
1.4TFSIでの数値ですが、新型A3やA1はもっと良いようです。
⑥【搭載しておくものについて】
今回、ラゲッジルームには、車載用プラスチックスコップ、スノーブラシ2種、カイロ、手袋、防水仕様高性能ライト、携帯充電器を載せていました。
しかし、これだけでは不十分でした。
スコップは、氷を割るために金属製で先端が尖ったタイプのものが良いと知り合いに教わりました。
また、タイヤにかませて脱出を助けるハニカムヘルパーも後で追加しました。
寒さを防ぐ防寒着や長靴、毛布もあったほうが良いでしょう。
カー用品店にいけば、まだまだ便利なアイテムがたくさんあります。
吹雪の中で雪に嵌まると、例えばJAFに救援を頼んだとして、3時間近く待たされることはざらにあります。
その間はとにかく脱出の努力をするか、もしくはひたすら耐えなければなりません。
私の場合はたまたま親切な方に助けて頂けましたが、最低限の装備は絶対不可欠です。
そもそも吹雪の日は外出しない、という選択肢も含めて、装備は十分に整えておきましょう。
⑦【その他】
2月の初回車検の際、錆止め塗装を施工してもらいました。
融雪剤の塩化カルシウムは、錆を促進します。
そのため、週一回の車体下部の洗浄に加えて、錆止め塗装も行ってもらった次第です。
インプレッサのマフラーが錆で交換を要したため、普段からの手入れは大切です。
⑧【総評】
如何だったでしょうか。
当然それなりの心構えと装備は必要ですが、私にとっては十分雪道に対応できる車という印象です。
住んでいる地域は、県内でも積雪量が多い方であり、頻繁に地吹雪が発生する一帯です。
多少なり参考になれば幸いです。
どのような車であろうと、どのような装備や知識があろうと、落ち着いた安全運転と冷静な判断に勝るものはありません。
様々な情報を仕入れ、総合的に車を選ばれるのが良いと思います。
とはいえ、まだまだA3を手に入れてから日が浅く、私自身も手探りの部分が多くあります。
日々勉強し、安全快適なカーライフを送れるように努めていきたいと思います。
以上、今年度におけるAUDI A3の雪道の対応力についての考察を終わります。