今日は猫のお話です
子供の頃からうちでは犬を飼っていました。
父を始め、全員が猫は嫌いと口にする家でした。
私も猫が苦手でした。
小学生のころ、
「ただいまぁ~」
ガラガラと玄関を開けると飛び出してきたのは野良猫!
怖かったなぁ
目が怖かった
お友達のうちで飼っている猫がスリスリ~としてくると
ゾワゾワ~っとしていたものです。
それが、一人暮らしをした時に
ひょんな事で、瀕死の子猫を拾ってしまい、
病院に駆け込むやら、
2時間ごとのミルクやら。。
元気になった子猫は
めくるめく愛らしい行動の絨毯爆撃で
私の猫苦手を一掃してしまいました
知らない、というのは罪なものですね
猫の愉しさ、おかしさ
美しさ
知らずに嫌って人生を過ごすところでした
結婚して子供が出来、
玄関の外でタバコを吸うことになった旦那さん
ある、みぞれ降る12月の夜、タバコを吸っていたら足に擦り寄ってきたという若い猫を、抱き上げてしまった旦那さん。
「ネコ、拾ってしもたわ~😅」
と、うちの中へ。
子供たちの興奮!
嬉しそうな顔!
猫がどんなに心を捕えるものか知ってしまっている私は
今度は
子供たちが”猫派”に偏らないように
すぐさま
犬も我が家に迎え入れました。
猫も、犬も、どちらも友達になれるって知って欲しかったからです。
どちらかしか知らないなんて
もったいないと思ったのです。
この猫が、賢い猫でした。
いつも子犬のトイレシートが
八方たたみに折りたたんであるのです。
誰が畳んでいるんだろうと思っていましたところ、
ある日
子犬がおしっこをしたあと
その猫が
四方八方からトイレシートを折りたたんでいるのを目撃しました。
子犬は、猫のしっぽにじゃれついて遊んでもらい。。。
猫が大好きな
大きな犬に成長しました!(笑)
ルンルンルン♪としっぽを振って猫に近づいては
もう、あんたは大きいでしょ!
とばかり
猫にシャって追い払われていましたね^^*
未熟な母親として私は
子育てもこの猫に助けてもらったと思います
子供の世話だけでも手一杯なのに、
その上これ以上食べたら出すヤカラが増えたらどうなるの?!
ですが、
猫と犬を迎えてみると
もっと早くから飼っていれば良かった、
に考えが変わりました
子供たちは1人で泣きたい時
猫を抱えてお部屋にこもったり、
猫が会話の糸口になってくれたりしました
ワンオペ育児に行き詰まる日常にイラつくような時も
猫がいることでワンクッション、
和むような時もありました。
その後、
子供が拾った子猫が家族の仲間入りをした時も、賢い教育係のおかげで苦労なく、新入り猫が馴染んでくれたりしました。
彼女(メス猫でした)は
おばあちゃんになっても
なにか、崩れることない尊厳を感じさせました
私にとっては
子育ての
同志
でした。
看取った時には
深ぶかと頭を垂れて
溢れる涙とともに、
「ありがとう
家族がお世話になりました」
という言葉が、自然に出てきました。
子供も「お世話になりました」と送っていました。。
その後縁あって
今も個性的で面白い猫たち↑↑と暮らす我が家ではありますが
私は猫はそんなに好きでもないと自覚しながら
怖い顔の猫を
「きょわいねぇ~♡
キミは、きょわいお顔だねぇ~♡♡」と猫なで声で撫でている現実。
猫の魅力には抗えないです。