『箱根路』Enjoy 夫婦漫才!? ~父の巻~ | From With

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子供達に、幸せの見つけ方、教えてあげたい・・大丈夫。隣りにいるから。あなたの周りは、ほら、幸せがいっぱい!!(自宅を色んなお子さんに開放して14年。問題のある子 無い子皆一緒に 同じ時代の同じ時間を生きていきたいな~!一歩一歩、 丁寧に・・)

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主人の入院を前に


実家の両親と
箱根、湯河原、鎌倉と
紅葉の旅をしてきました。

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二人の相変わらずの
夫婦漫才振りに 


安心するやら
吹き出すやらの
楽しい旅行となりました。

また、今回は
父が(昔取った杵柄)で
カメラを再開し、


家族みなが
完全に(麗しき家族)のモデルにされたことも


特筆すべき
旅のお土産になりました。

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箱根ハイランドホテルのお庭を散策した時も


久しぶりの再会で
四方山話を楽しんでいる母と私に


「N子~、母さ~ん!


そこで ちょっと
銀杏 見上げてみよか~!」

私(???)


何の事かと振り向こうとすると、(あうん) の呼吸で

「お父さん、
これでよろしか~~~?


あんばい撮って下さいや~~!!」


と、銀幕の何とかみたいに私の肩に手を置いてバッチリ決める母。


私もつられて
取り敢えず父のシナリオに乗りながら、


チラと横目で眺めると、


父は いっぱしのカメラマンさながら、大きなレンズを器用そうに回し、


ほどなく
「よっしゃ!!
べっぴさんに撮れたで~!!」と、


OKサインをしてみせました。


母は 直ぐ様駆け寄り
(べっぴん具合?)をチェック、


「あ~、よろしな~。
ええ感じですやん。」


とご満悦・・・。


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富士屋ホテルの入り口で
主人と娘が
腕を組んで歩いていると、

下の方から
「はい! そこで 昇ってる感じで止まっててや~!」とか、














芦ノ湖畔で
娘と息子が
写真を撮り合っていると


いかにも
自然な姿を納める腕利きカメラマン気取りで


太い松の幹に潜んで
しきりにシャッターを切るのです。


でも、それは
みんなの知るところで、


多分 父が狙った
子供達の語らいは


「お爺ちゃん、
こっちにレンズ向けてるわよ・・・


N、N、
もうちょっと
笑って、笑って・・・」


「くっくっ・・・

『FとN、湖畔にて』
ってところかな・・・」


だったでしょうし、


残る私達も


「見えてる、
  分かってる、
   ばれてるって・・・」


と 声を潜めて笑いころげたのでした。













想えば
その(昔取った杵柄)・・・

ハチミリ映画に凝っていた父に 弟と二人で


うたた寝してる風を装わされ、


二階の屋根を ソロリ ソロリ歩かされ、


靴を「あ~した天気にな~れ!」みたいに遠くに飛ばさせられ、


長いコッペパンを
取り合う様に食べさせられ、


一体 どんなドキュメントになるのか、と思っていたら、


なんと それは
『N子とK彦の
 不思議な夢』


というタイトルの映画に仕上がり、


不思議も不思議、


私は後ろ向きに
スイスイ屋根の回りを歩いちゃうし、


ヒューっと飛んできた
ウルトラマンの運動靴が
弟の足にすっぽり収まっちゃうし、


二人のお口から出てきた
パンのかけらが
あれよあれよと
長~いコッペパンになっていくのです!!


つまりは、
父が ハチミリを逆回転させて編集したというわけでした。
















松の幹に身を潜めてシャッターを切る父に爆笑しながら、


そんな父が
大の自慢だった幼い頃を思い出した箱根路でした。


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PS

箱根ハイランドホテルのお庭には 大きな樺の木が何本もあります。


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父は 突然
その一本に耳をあて、


「聴こえる、聴こえる、
この木ぃの命の音や。
N子も 聴いてみ~。」


と私を呼びました。


実際、聴こえてきたのは、近くを流れる沢の音なのだと思いましたが、


「N子、心配いらんで~。ほれ、この木ぃから 元気もろて帰りや~。」


と言いながら
父は一心に耳を傾けていました。


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