
我が家には、二十歳の娘と十六歳の息子の他に もう一人息子がいる。
アフリカ マラウィ共和国に住むマリコ君、十歳。
義母が 初孫である娘が生まれた時に カンボジアのチャロ君の、息子が生まれた時に インドネシアのシーラちゃんの里親になり、十年間支援した。
その意志を継いで、孫などまだまだ先の先の話の私だけれど、去年から マリコ君の里親になった。
支援は、毎月の支援金の他は “手紙”と“ その封筒に入るだけの品物”に限られる。そして、手紙は必ず英文。
今月は、お誕生お祝いの手紙。我が家に集まる子供達から、山のように「」おめでとう
」メッセージが届く。このメッセージ・・・
小さい子は 自分をアピールするのに夢中!サッカーが得意、お花が大好き、くらいならいいのだけれど、
自分はかき氷だと、イチゴ味が好きだけど、マリコ君は? だとか、
ポケモンのカードを56枚持ってるんだけど、一番かっこいいのは、U君にジャンケンで買ってゲットしたやつ!! だとか・・・
(ハッピーバースデーで始めれば、何でも お誕生お祝いになるってもんじゃないんだな~・・・)
これが、小学生も高学年になると 様子は一変。
いつも わがまま坊主のK君は、
二番目に大事なシールあげるよ。大事にしてくれよな!(この ニュアンス いかに英訳するか!?)だし、
夢みる少年T君は、
一生懸命勉強して、お金も貯めて、いつか 君の国に行くからね。待っててね!(泣かせる・・・)だ。
ところが、それが 中学生になると、妙な文面になる。
理由は一つ。私が 普段の英語力を発揮せよ!!英文のみ受理!!と お達しを出したからだ。
いつも うんちくを述べてる生意気な彼らが、途端にしおらしくなり、皆 そろって、出だしはこう。
How are you? I’m fine.(相手がいないから 自問自答形式)それから、個々に 『ニュー クラウン』や 『トレジャー』等を引用した(としか思えない)文章を書き連ね、
これまた 決まって
Yours friend とか Yours truly で締める。
それでも、野球部の坊主頭が、サッカー部きってのイケメンが、遠くアフリカに住む マリコ君に想いを馳せた。
得意であるはずの、そう信じていた英語で、気持ちを伝えることの難しさと格闘する姿は、彼らからマリコ君への 何よりのバースデープレゼントになった。
山のように集まった『おめでとう』の手紙。
彼らの気持ちの行間を埋めるべく英訳し、
最後に 私からも メッセージを添えた。
~Smile and We always smile with You!!~
マリコ君
十一歳のお誕生日
おめでとう!!
PS

春にマリコ君から届いた 『 a car 』
現地スタッフの方によると、これは支援物資を運ぶトラックなのだそうです。
きっと、マリコ君は 何より このトラックの到着を楽しみにしているんだな・・・