こんにちは。
不妊カウンセラーの ほりたたかこ です。
体験談講演、強化月間の6月です
先週は、「二人の生活をしている人に話を聞く」というテーマの患者会で
わたしの体験をお話してきました。
終了後のグループシェアでは、やっぱり聞かれました。
「治療をやめたきっかけっていうのは何だったのですか?」
体験談の中でも触れていますし、「不妊治療のやめどき」の本の中でも書いていますが
これといったきっかけが一つば~んとあったわけではないのです。
やめどきを悩んでいらっしゃる当事者の方は、
「やめよう」と思った次の日には、「いやまだ続けたい」と日々気持ちが揺れ続けていて
その繰り返しが果てしもなく感じて、そこからどうやって抜け出たのかを知りたがっていらっしゃいます。
でも、誰かの一言が決定打だった、とか こんな出来事があったからやめようと思った
というようなことは私には起こりませんでした。
そこにあったのは、ちいさなちいさなきっかけにも見えないいくつもの出来事や考えでした。
・30歳から始めた治療だったから、10年やったらもういいよね、と思い始めた
・続けても成功するイメージが持てなくなった
・治療を休んで間をあけていたら、その間、からだも気持ちも楽だと気が付いた
・夫の転勤で環境が変わった
・仕事を再開して、居場所と思える場所が母になる以外に見えてきた ・・・・
どれも一つだけでは決心がつかないような小さなことですが
人生の同じ時期にそーっと重なって、私にはそれがくっきりとした線のように見えていたようです。
そう、重なったからなんです。
夫の転勤は、治療中もありました。
でも、前の転勤ではちょっと生活が落ち着いたらすぐに不妊クリニックを探し始めました。
成功するイメージが持てなくなったのも、それ以前にもありましたけど
いろんな理由を探して、転院する事や治療方法を変える事で続けていく道を選びました。
これだけのことが重なった、そのタイミングだったから
「そうだよね、やめてもいいよね」と自分に呟いて
肩の荷が下りたような、ほ~っとした感じに気が付いたのです。
他の人からしたら「それだけですか?」と納得がいかないようですが、私にとっては大きな変化でした。
自分にとってのこの変化を、きちんととらえることができるかが
やめどきのタイミングを見つけるポイントなのではと思います。
そのためには、今の自分がどう感じていて、どのくらいの割合で続けたいとやめたいの間にいるのかを
ちゃんと知っておかなけらばならないと思います。
知って置けたら、少しずつ変わっていっていることにも気が付けます。
自分の気持ちを大切に感じてください。
自分の気持ちに正直に反応してあげてください。
6月の予定です。
1回2名~5名の少人数で行います。
日ごろなかなか話せない不妊のことを想いきりおしゃべりしましょう♪
◆ 6月29日(金) 14:00~16:00
◆ テーマ:「妊活について」(ミニ講座つき)
◆ 2,000円/1人 (お茶とお菓子も)
◆ 場所:カウンセリングルームwith (豊中市 阪急豊中駅徒歩5分)
※ お申込み時に、詳細な住所をお知らせします。
◆ お申込み: こちらから
または mail★counseling-with.com ★を@に変えてお送りください
カウンセリングメニュー
個人カウンセリング 50分 4000円
カップルカウンセリング 80分 6000円
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