納棺の儀式が終わり一段落した後は

お通夜の時間まで控室で雑談する時間

もう何年も合っていない相方の親族達

この人達には 


義母から逃げ出し二男に押し付けた

ズルい長男夫婦と言う風に思われている  

のだろうと思うと

本当にアウェイな気持ちで居心地悪さで

一杯だった滝汗滝汗滝汗滝汗


でも、取り敢えずお茶くらいは用意しな

きゃと思ってウロウロしていると相方が


そんなことやらんでよい座ってろ

それは喪主の妻の仕事だから

と言ったけど


座っている方が居心地悪くて

自分の為にやってるだけ

と言ったら


それなら好きにしろ

と言われたからお茶出しをしていたら


相方がテーブルの下に

視線を落として言った


お前達、誰のスリッパ履いとるんだ物申す


その声を聞いて相方の前に座っていた

義妹親子の足元を急いで見たら


なんと


なんと


スリッパが

赤色と紫色の金糸模様


それって

住職様用の靴箱に入っていた奴じゃん

ご住職様とテプラで張り紙してあって


相方が

それは坊さんが履くスリッパだろー

何考えとるんだ物申す物申す

と言ったら


義妹の返事


この子がこっちの方が綺麗だから

こっち履こうって言うから  


だって


ガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーンガーン

煽り煽り煽り煽り煽り煽り煽り煽り煽り煽り



誰も笑わなかった

ここまでくると笑いではないもんね

私はただただ唖然とした



絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望




控室から出てロビーで相方と二人に

なった時に

前代未聞の出来事だったグラサングラサン


と言ったら、相方が


俺もあんな言い方じゃなくて

今日の御経はお前らの担当だったのか

と言えば良かったと今反省中

と答えたから


この人も凄い煽り煽り

私はこの一族の凄さを実感した