横浜スタジアム

東京ヤクルト 000 022 000 4

横    浜 020 400 00Ⅹ 6 

 

 これだけ制球できない吉村を見たのは久々だ。

 全て抜け気味で高めに浮いてしまっていた。

 本来は捕手の腕の見せどころではあるけれど、今日は中村が捕手だった。

 日本シリーズも経験し、世界的な大舞台も経験しといて、これだけの低レベルでしか野球が出来ない捕手も珍しい。

 たらればだけど、こんな時に松本がどんなリードをするかを見てみたかった。

 後半は救援陣が結果オーライながらも無失点で切り抜け打線の奮起を待ったが、村上が相変わらずのブレーキぶりを発揮し、繋がりがプツリと途絶える。

 そして八回。

 無死一二塁での山田。

 あそこで高津監督が送りバントの決断が出来ていればとは思う。

 でも、させないのが高津監督の山田起用法であり、恐らくは大半のスワローズファンの願いでもあるのだろう。

 そんな野球だから、中村も一死一三塁の場面で、初球から引っ張りにかかるバッティングを平気で見せるのだろう。

 村上、山田、中村は、自分たちがどうしてこれだけの低打率でいるのかを考えた事があるのだろうかと問いかけたくなる。

 頼みのオスナが2点タイムリーの後は2併殺では、残念ながら逆転劇は諦めざるを得ない。

 先発が踏ん張る以外にスワローズの勝つ確率は著しく低いのは、野球の質が低いことと、村上が同じ凡打を繰り返しているから。

 何しろ、打線の繋がりの無さを村上が帳消しにする働きをしていたからこその優勝だったのだから。

 結論。

 やっぱり、先発投手に頑張って貰うしかない。