京セラドーム大阪

東京 ヤクルト 001 100 010 3

オ リ ッ ク ス 004 102 02Ⅹ 9 

 

 結構な期待はあった試合だった。

 昨日の奥川の勝利を受け、初勝利を挙げたばかりのサイスニードが先発と来れば、相手投手の出来がよっぽどでない限り、勝てるんじゃないかなと。

 まぁ、勝負事は甘くないって事か。

 肝は三回裏か。

 一死一二塁。

 打った瞬間、テレビの前の自分が併殺でピンチを切り抜けたと思ったくらいだから、サイスニードもそれを確信しただろう。

 しかし、長岡が強烈で半端なバウンドの打球を弾いての同点劇を演出してしまった。

 責められるプレイではないのだが、直後に3ランを浴びてしまっただけに、悔やまれるプレイとなった。

 とはいえ、ああいう展開で踏ん張れるかどうかが、一流と二流の境目なんだろう。

 もちろん、一流だからって毎度毎度ピンチを切り抜けられるわけじゃない。

 サイスニードにしろ、先日の吉村にしろ、ああいうピンチでの経験が少なすぎるのが問題なのだ。

 今回は三回だから当然のように続投だったが、あれが五回六回であれば、これまではすぐさまリリーフ陣に託す選択をしてきたスワローズ。

 そんな投手起用では、ああいう場面で踏ん張れない確率は高いだろう。

 加えて、確信は無いけど、オリックス打線が腹を決めて打席に立っていたような気がしてならない。

 サイスニードの投球を、ベルトより上は真っ直ぐ、ベルトより下は変化球。

 真っ直ぐが低めに、変化球が高めに来たら御免なさいという風に見えた。

 低めの落ちる、見た目は難しく見えた球を、きちんとスイングした上で拾えていたんでねぇ。

 もしそうだとしたら、今後が心配だ。

 自分の見立てが間違っている事を願っておこう。

 明日は交流戦の最終戦。

 勝ち越して終われるんでしょうかねぇ。