『ぼくたちが愛したスーパーヒーロー「初代タイガーマスク展」~ゴールデンタイム伝説~』と題したイベントを観に秋葉原の書泉ブックタワーへ。
予想通り、唸るような逸品が並んでいるわけではない。
ただ、懐かしの映像が流れているんで、楽しめることは間違いない。
そう言えば、初代タイガーマスクって、最近のファンにはどんなふうに映ってるんだろう。
昔のタイガーマスクは知らないけれど、というファンもいるんだろうな。
今では当たり前の空中殺法も、タイガーマスクの時代は信じられないような動きに見えた。
ただ、タイガーマスク自身が当時「もっとアクロバティックな動きをしようと思えば出来るんだけど、それじゃあリアリティに欠けるから」という感じのコメントを出していたと記憶している。
時代が違うと言えばそれまでだが、相手に待ってもらっているのが見え見えの現代プロレスとは隔世の感はある。
自分たちは何故タイガーマスクに熱中したのだろう。
一番大きい要因は、当時は四次元殺法と称されたように、誰も目にした事の無い試合スタイルと、初戦の相手が、誰もが実力者と知るダイナマイトキッドで、しかもジャーマンで勝利したことだろう。
相手が、ちんけな二流レスラーだったり、ダイナマイトキッドが勝利していたなら、あの大ブレークはあっただろうか。
ここで、たらればを言っても仕方がないか(笑)。
自分の思い出を一つ。
地元の体育館に新日が来た時に、タイガーマスクが入場する際に、何処かの馬鹿が、タイガーマスクの目の前でフラッシュをたいてしまい、怒ったのか、バランスが取れないと判断したのか、トップロープに上がらずリングインされたこと。
残念だったなぁ。
だってほら、プロレスって、入場から退場までが試合じゃん。
とまぁ、そんな事を思い出しながら、記念にクリアファイルを買って家路に着きましたとさ。