マツダスタジアム
東京ヤクルト 000 003 000 3
広 島 000 000 24Ⅹ 6
勝負事には、分かれ目というものがある。
七回裏、併殺で無失点と思いきや、長岡がエラーし、一転、一死二三塁のピンチと向かい合う羽目となった高橋。
こういうピンチを切り抜けてこそエース。
こういう場面でギアが自然と上がらないようじゃ、投手陣を引っ張っていく事は出来ない。
結果、二死にはしたものの、ライトオーバーのタイムリーを浴びてしまった。
ただ、自分は腑に落ちないのだ。
3点リードの二死二三塁で、何故に、外野が前進守備を敷いていのかと。
ライナー気味とはいえ、普通のライトフライだったのに…。
ここで注目したいのは、この後、高橋は渾身の真っ直ぐで三振を奪い、同点にさせなかった。
スコアシート上は、分かれ目で結果を出せなかったように思えるが、今年の高橋は一味違うと感じた。
あそこでズルズルと同点、逆転とならなかった事実は、高橋が分かれ目で結果を出したとも取れるわけだ。
そんな高橋の力投で、八回を1点リードした状況で迎えたスワローズ。
ところが、マウンドに上がつた清水が背信投球。
とにかく、制球がマチマチ。
元々、球威の無い投手なだけに、制球が出来ないと苦しい。
となれば、タイミングをずらすしかなく、捕手の配球で凌ぐしかない。
抑える打たれるの分かれ目は中村次第とも言える。
結果は…。
意味不明の前進守備と、八回の中村のリード。
これが、この試合の分かれ目だったということだね。