ベルーナドーム

東京ヤクルト 000 101 003 5

西    武 030 000 000 3

 

 最終回に、並木と丸山が、外野手争いへ名乗りをあげた。

 並木が勝ち越しの決勝タイムリー、丸山は好守で田口を救う。

 とは言え、手放しで喜べる逆転劇とは言えない。

 武岡がヒットで出塁し、ここで代打青木。

 つまりは1点を取りにいく野球を放棄したという事。

 青木を打席に送るという事は、送りバントという選択肢を失くすという事だから。

 オープン戦の最終戦、1点を追う最終回で…。

 それでも、結果オーライで青木がヒットで繋ぐ。

 ところが、ここでも塩見に強攻策。

 ……。

 言葉が無いとはこのことだ。

 それでも、結果オーライで塩見がヒットで繋ぎ、無視満塁とし、その後の逆転劇となった。

 でも、そんな野球で、いつもいつも得点出来ると思うのは、ムシが良すぎるというのは、ちょっと野球を齧った人間ならば知っている筈なのに…。

 最後のオープン戦での鮮やかに見える逆転劇も、今年もこんな野球を見せられるんだと思うと、少し落ち込んでしまった自分でありましたとさ。