神宮球場
読 売 000 000 000 0
東京 ヤクルト 000 000 001x 1
長年、野球を観ているが、こういう勝ち方は初めてだ。
この所、序盤はノーヒットで試合が進む事が多いけど、遂に今日は九回まで来てしまった。
ただ、先発原を始めとして投手陣の踏ん張りで負けのなくなった状態で迎えた九回裏だったことが救いと言えば救いだった。
ここからドラマが始まる。
一死後、塩見のバットから初ヒットが産まれると、ベンチもファンもお祭り騒ぎ。
そして、その塩見が幾度となく牽制されるも盗塁に成功し、ムードは既にサヨナラだった。
だが、ピネイラの160キロの速球が立ちはだかる。
青木が三振、山田もどん詰まりのショートゴロ。
ところが、あまりに当たりが悪すぎて、読売守備陣が破綻する。
焦りを誘う山田の全力疾走に、坂本が毎度毎度のワンバウンド送球、そしてファーストがそれを弾く。
昨日も観たような光景だ。
そして、その間に二塁走者の塩見が本塁を駆け抜ける。
劇的を越えた表現を持ち合わせていない自分が悔しい程の劇的さだ。
読売ファンにとってはこんな悪夢は無いだろう。
先発菅野が七回の投球練習中に何らかのアクシデントでマウンドを降りる。
打線は再三のチャンスをものに出来ず0行進。
スワローズ打線をノーヒットに抑えたものの勝ちがなくなっての最終回に悪夢のような点の取られ方でのサヨナラ負け。
同情はしないけど、きっと、日ハムの中田をあんな形でグランドに戻らせた罰が当たったんだよ。
読売も、受け入れた一部の(だと信じたい)ファンは、その事を悔い改めな!
きっと、そんな試合だったんだ。
この三連戦、全力疾走の大切さを学んだ、貴重な三連戦にもなった。
さぁ、明日から阪神三連戦、勝てばマジックが点灯するらしい。
テレビに釘付けの週末に成っちゃうねぇ。