静岡草薙球場
中 日 001 000 000 1
東 京 ヤクルト 000 100 10Ⅹ 2
またまた川端がやってくれました。
ラッキーヒットと言われればそうなんだけど、ここまで左打者が完璧に抑えられたいた中で代打で登場し、アウトローに対応した故の結果であるとも言える。
スワローズファンの立場で言わせてもらえれば、川端だからこそのヒットということで、どうでしょう。
走者を出しながらも最少失点で凌ぎ、少ないチャンスをものにし、勝利を捥ぎ取るという、表向きは強い勝ち方をしたスワローズ。
けれども、相変わらず、高津監督の勝ちたいという気持ちと、采配が空回りしている。
七回、高橋が二死二塁の場面で四球を与えた時点でマウンドから降ろす。
いつもの風景といえばいつもの風景。
これでは、いつまで経ってもイニングを投げ切る投手にはなれない。
勝ちたいという気持ちが継投に走らせるのだろうが、ああいう場面で投げさせて結果を出してこそ一人前。
もちろん、打たれる事もあるだろう。
でも経験させずして投手が育つとは思えない。
近年のスワローズがそれを証明しているではないか。
そして、その勝ちたいという気持ちが本物ならば、何故、八回の無死二塁で青木に送らせない。
青木に気を使ってどうする。
プライドが…、なんて思いがあるのかも知れないが、たかだか2割7分にも届かない選手というのが現状。
あそこで、バントを命じられ、不満を覚えるようなら、チームには必要ないだろう。
結局、無得点に終わり、1点差のまま、九回のマクガフが先頭をエラーで出塁させてしまう。
ここで中日ベンチは送らせず強行策でアウトカウントを増やすだけで走者はそのまま。
あそこで走者が一塁か二塁かではマクガフの気持ちも全然違うだろう。
一見、強い勝ち方に見えたかも知れないけれど、なんの事はない、中日さんに勝たせてもらった試合だったというわけだ。
本当に強いチームなら、七回を高橋が投げ切り、七回に勝ち越し、八回に追加点で、3-1での勝利し勝ち星を高橋に付けていた筈なのだ。
そんなチームになる為にも、目先の勝ち星に追われて、選手の成長を阻害してはいけない。
これが、残り10試合とか、そういう状況で優勝を争っているんなら別だけど。
もっと言えば、終盤の過密日程を乗り切るためにも、高橋には長いイニングを投げてもらわなきゃね。
この日の勝利の為に、優勝を逃したなんてことに成りませんように。