松山ぼっちゃんスタジアム
読 売 000 010 200 3
東 京 ヤクルト 020 000 000 2
石山の背信投球再びという見方も出来る。
ただ、五輪休み中に好内容であったとしても、いきなり本番で復活を期した登板というのはいかがなものか。
これが、ずっと僅差の試合が続いていてというのなら仕方がないが、明日が移動日というのを考えれば、昨日の終盤に試運転が出来たはず。
ベンチが大局を見ての采配を行っていないというのがよく分かるシーンではある。
そして中村。
石山の調子のバロメーターは右打者のアウトローに真っすぐをキッチリと投げ込めるかどうか。
相手に読まれていようが、初球はそこだろう。
それを、岡本には外の甘い変化球で痛い目にあっている石山に外の変化球から入る愚を犯す。
甘く入ってはという意識が働いたんだろう、全て外に外れて、結局は四球で出塁させてしまう。
一球一球には復活が見て取れたが、結果は伴わずに逆転を許してしまったという感じだ。
とはいえ、これで次回からは結果が出せるような気がする。
石山の気持ち次第の面と、中村が石山を信頼すればの話だが…。
ただ、真の敗因は石山ではない。
三回、無死一二塁のチャンスに村上、オスナで追加点を取れなかった事。
しかも、このチャンス、無死一塁から、山田が右打ちというチームバッティングで齎したチャンスだっただけにモノにしなければならなかった。
そして、一番問題なのは五回である。
無死一二塁での山田のバッティング。
ここではチームバッテティングは必要ない。
なのに右打ちを意識したようなバッティングのセカンドゴロで併殺。
昨年や、今シーズン前半の山田ならいざ知らず、走れる体調に戻った山田が、三回の無死一塁ならともかく、あの場面で右打ちは有り得ない。
あそこでの山田のチームバッティングは自分のバッティングをする事だろうに。
ともかく、クリンナップで好機を潰していては勝てる試合も勝てないわな。
まぁ、七回に石山を投入せず石川続投という当たり前の采配が振るえない高津野球というのが最大の敗因かも知れないけどね。