安保関連法案が国会に提出された際、徴兵制の復活を声高に叫ぶ人がいた。
当然のように、政権側は即座に否定した。
本音なのか、認めるわけにはいかないからという理由なのかは知らない。
ただ、戦争って一旦始めてしまうと、間違いなく降伏の機会を逸する。
負け戦が確定しているというのに、降伏の決断が出来ずにいたが為に、原爆は落とされたという見方も出来る。
少なくとも、長崎の原爆投下は防げたのではないか。
アメリカでも、広島は仕方ないが、長崎にまで落とす必要はなかったんじゃないかという意見はある。
もっとも、ポツダム宣言受諾が決まっていたのに、前夜、熊谷など多くの都市が夜中に空襲された。
アメリカってそんな国だし、それが戦争ではある。
だから、もっと早く降伏していても、原爆は落とされていたかも知れないが…。
実際、マンハッタン計画は当然のごとく秘密裏に行われてたわけで、つまりは合衆国憲法に違反する。
それを正当化するためには戦争を終わらせるという大義名分が必要だったから、日本が降伏する前に急いで原爆投下を行ったという説もある。
長崎原爆においては、広島原爆はウラン型だったので、プルトニウム型を実験する為に投下したとする説もある。
核の悲惨さは、人間の愚かさと戦争という魔物の怖さを教えてくれる。
いざ戦争が始まっちゃえば、最後の最後まで戦いの舵取りが為されるわけで、徴兵制も当然採用されるだろう。
核兵器廃絶への思いは、不戦の誓いと共にあるということを肝に銘じておきたいね。