都政権に異を唱え挑戦表明した華蓮ちゃん。
それが都政権反対を掲げる学生運動へと発展していった。
学生運動なる仕掛けが出来るというのはアイスリボンならではだ。
確かに都の行動力とかは凄いのだが、チャンピオンとしてリングに上がりファンを満足させて帰路に着かせることが出来るのかと言うと甚だ疑問なのは確かだ。
ただ、幸か不幸か華蓮ちゃんはいぶきと共に道場マッチでは都と関わる機会が多かった。
そのせいもあるのだろう。
そして、ファンの中に、悪代官松本都、改革者華蓮DATEという図式が出来上がっていて、誰もがテーマを共有出来ていた。
それ故、会場全体が試合に入っていきやすかった気がする。
それが相乗効果を呼び、リング上も歯車が噛み合っていく。
「負けて悔しかったけど、楽しかった」
華蓮ちゃんの、この言葉を生み出したのも会場とリングが一体となっていた証明だろう。
多くの人を集めれば集めるほど、リング上が単純な図式であった方が良いんじゃないか。
そう思えてくる。
今後のアイスリボンの指針と成る一戦だったりしてね。