70代の女性の葬儀
開式前に 葬家と打合せをした際
故人の お孫さんが ピアノで おばあちゃんが好きだった曲を
弾きたい との お申し出がありました
お孫さんのピアノの発表会に必ず来てくださった おばあちゃん
お孫さんの1番のファンでいらっしゃたことでしょう。
その19才の孫娘さんは 緊張している様子でしたが
ちゃあんと最後まで弾いて おばあちゃんに献奏して下さいました
参列者の ひそひそ喋りが目立った葬儀でしたが
この時ばかりは 皆さん 静かに聴いて下さって とても良かった
お葬式・・・
導師がお勤めをして下さって 故人を送ることが最重要ですが
その前後の短い時間をうまく使って
これからは もっと もっと 色々な 《本物》 を
葬送の時に加えたい。
プロのピアノ奏者が ピアノをキレイに弾くよりも
プロ司会者が 聞いたことをキレイにまとめて喋るよりも
故人は お孫さんのピアノの方が聴きたいし
喪主を務めてくれた 我が子の言葉を聴きたいでしょうから・・・