朝の瞑想を習慣にして、1ヶ月が経った。


わずか20分。けれど、この20分が、私の人生の主導権を少しずつ、確実に私の手に戻してくれている。


この時間だけは、誰にも影響されない。

SNSも、家族の声も、パートナーの言葉も、

心のざわめきさえも、遠くなる。


私はただ、座っている。

思考が流れても、感情が湧いても、責めもしないし、褒めもしない。

ただ、「ああ、そうなんだね」と見つめている。


それは、まるで湖の底に沈む小石を見ているような感覚。

静かで、冷たくもなく、温かくもなく、ただ在る。


瞑想というよりも、「私に戻る儀式」に近いのかもしれない。

この20分があるだけで、他人の感情に飲まれることが減った。

自分の軸で一日をスタートできるようになった。


あれもこれも変えようとしなくてもいい。

ただ、自分に戻る時間を持つことが、

こんなにも人生を整えてくれるとは。


今日もまた、静かに目を閉じよう。

内側にある静けさを感じながら、

「私はここにいる」と、そっと確かめる。