気づけば、私はスマホを見ていた。
理由はない。ただ“いつもの癖”で。
ゲームやSNSは思考停止になるという
キーワードが目に入る。
でも、その瞬間ふと思った。
思考停止になるのは、スマホのせいじゃない。
「無意識のまま動いてしまう、自分の習慣」こそが思考を止めるんだ。
私は、本当はもっと感じたい。
世界の色や、香りや、揺れる風や、心のざわめきさえも。
だから今朝は、いつものパターンを止めて
夢の続きを思い出してみた。
夢の中で、私はまるで野山の精霊みたいにルンルンと歩いていた。
調理器たちはまるで命を宿していて、私の代わりにリズムよく料理をしてくれる。
高いビルのてっぺんで肝試しをしていた私も、
ちっとも怖がらず、むしろ笑っていた。
――なんて自由で、なんて軽やかな“わたし”。
目が覚めたあとも、胸の奥にその感覚が残っていた。
そして、帰り道。
何気なく背筋をすっと伸ばして歩いてみたら、
世界が10センチ、上にひらけたような気がした。
もしかしたら、
魂が輝くときって、こういう瞬間なのかもしれない。
何か特別なことをしなくても、
自分の内側の声に気づき、
無意識の習慣から抜け出して、
「いま、ここ」をちゃんと選ぶ。
そして、夢の中のように、
現実の中でも自由に笑えるわたしを生きていく。
今日もまた、ちいさな光が差し込んでくる。
私の中で、魂がそっと、ひかり始める。