朝、
私は小さな対話を始める。
言葉の奥に、まだ形にならない思いをのせて。
モヤモヤは、
誰にもぶつける必要がなくなる。
整えてあげれば、
それは静かに消えていくものだから。
やらなきゃ、と思っていたことも
書き出すだけで、
もう半分、終わっているような気がしてくる。
見えるようにしてあげる。
言葉にしてあげる。
それだけで、私はまた呼吸できる。
整った時間の中に、
ひとすじの余白があらわれる。
その余白には、
まだ言葉にならない詩が眠っていて
小さなひらめきが
まるで種のように光を浴びている。
私は知っている。
「考える」ことをいったん手放すと
「感じる」ことが芽吹いてくることを。
思考を止めることは、
怠けることではない。
それは、
別の扉を開く鍵。
今日も私は、
静けさのなかで言葉をつむぎ
自分自身に、やさしく還っていく。
