昼の私は、光をまとってカフェに立つ。
お客様の笑顔に包まれながら、香りと会話で空間を満たしていく。
それは、私が“誰かのために使う魔法”。
けれど夜になると、
その光のドレスをそっと脱いで、静かな部屋に戻る。
ここには“私だけの魔法”がある。
お茶を淹れて、お気に入りの椅子に腰かけ、
今日の感情と静かに向き合う時間。
愛のかたちも、きっとそれと似ている。
言葉にして届ける愛もあれば、
沈黙でそっと守る愛もある。
まっすぐ差し出す愛も、
不器用ににじむような愛もある。
それぞれの時間に、それぞれの魔法があって、
それぞれの人に、それぞれの愛のかたちがある。
それを知っただけで、
今日の私は少し自由になれた気がする。
