こんにちはラブラブ日本文学勉強中のlapinです!

この度は数あるブログの中から読んでいただき、ありがとうございます🌸

未熟者のため誤った内容も含んでしまうことがあるかと思います。皆様からの温かいご指摘お待ちしております!

 

今週は、和歌をたくさん勉強したので語ります!!笑

国学者である本居宣長は和歌の美的理念として「もののあはれ」を提唱しました。

そんな和歌の世界観に週の終わりに浸りませんか・・ほんわか

 

確かに「もののあはれ」や藤原俊成が述べる「幽玄」「艶」は言葉で説明するのは難しいです、、おねだり

ですので!2つの和歌をご紹介して、皆さん自身で「この感じか~」と味わっていただきたいです 花

 

まず1つ目は

面影の霞める月ぞ宿りける春や昔の袖の涙に恋しい人の面影がほのかに月に宿っている 春はあのときのままではないの 袖は涙で濡れる

こちらは、『新古今集』に収録されている俊成女が詠んだものです。

恋しい人はここでは恋人を指していますが、きっと人によって思い浮かぶ人は違うと思います。

去年の春にはそばにいたはずの大切な人と会えない寂しさ 月に大切な人の姿がぼんやりと見える…

しみじみとしたこの歌に出会うと月の見方が変わりますよね🌙

 

2つ目は

うちつけにまた来ん秋の今夜まで月ゆゑ惜しくなる命かな今宵の月を見ていると突然、どうしても次の秋まで生きたくなった

こちらは、『山家集』に収録されている西行が詠んだものです。

西行は出家者であり、生への欲や執着を手放して生きています。ですが、月のあまりの美しさに来年の秋までふと生きたくなったと言います。

はぁ~なんか、ぐっと来ますね おやすみ

 

今回の2つの和歌、どちらも月を見て詠んでいる姿が思い浮かびます🌙

私たちの上にいつも輝いている月は、俊成女と西行、月を愛した当時の人々が見たものと同じものです✨

時をはるかに超えて、今の私たちは月に何を思うでしょうか おやすみ

 

ではでは!本日も読んでいただいてありがとうございました🌸

また金曜日にお会いしましょう^^// 最っ高の一週間&夏休みをお過ごしくださいませ//