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昨夜、ご飯を食べながら、急にマリオが話してきた。


オレ、パニックになっちゃうんだ。

運動会の練習の時に、パニックになるんだ。

練習が嫌になると、パニックになるんだ。

なんで、みんながやってることが、できないんだ、って、(名前を)知らない人が、さっき(今日)怒られたよ。

オレもできないから、パニックになった。



たぶん、ここまで話せるので、癇癪なんだと思う。

でも、辛い様子が、痛いほどわかった。



褒めるときも、叱るときも、他者と比較になる言葉を使わない。

昨日のワークショップで、聴いた話。

これを聞いて、とても辛かった過去を思い出した。



マリオのいた幼稚園では、毎年、駒まわし大会がある。

年中さんの頃、マリオはいつかみんなと同じようになる子だと信じていた担任の先生は、そういう意識で取り組んでいた。

何度も話したけど、耳栓さえも、受け入れてもらえなかった。

その頃のマリオは、みんなと一緒に遊ぶことはなかった。

一人、ポツンと、みんなが遊んでいるのを、眺めているだけだった。

それで満足している子だった。

マリオは、駒に糸を巻き付けることが、できなかった。

みんなと同じようにできないという気持ちが、マリオに自己全否定感をもたらした。

先生は、「みんなと同じようにできたときは、ちゃんと褒めてます」と、言った。

だんだん、マリオにとって、お友達は眺めていると楽しい存在ではなくなって、マリオを評価する判断材料になり、マリオの中に、みんなと同じという基準ができていった。

そして、駒まわし大会をきっかけに、マリオは幼稚園に行けなくなり、3学期いっぱい、休園した。

それ以来、「みんなと同じ」は、マリオのNGワードになった。

だから、昨日、癇癪を起こしたんだと思う。



ママも、パパも、マリオの少しでもやってみようって思う気持ちが、一番大切なんだって、思ってる。

たとえできなくても、頑張ったことは、みんな知ってるよ。

マリオは、毎日、運動会の練習をしているんだから、すごいなって思ってるよ。

T先生も、そう思っているから、がんばりしょうを、くださったんだよね。

みんな、マリオのこと、大好きだよ。

だから、安心していいよ。



ゆっくりと、そう、伝えた。



リストバンドに、「きゅうけい」と書いて、週明けに持たせようと思う。

辛くなったら、それを先生に渡すだけでいい。

癇癪を起こす前に、嫌な気持ちを、言葉の代わりに、先生に伝えられるように…


さっきまで、クラスメートが遊びにきていた。

嬉しそうに、「ポケモン屋さんごっこ」をしていた。



今のマリオだからこそ、「みんな」を意識するときは、できる、できない時ではなく…

お友達は楽しいね。

それだけでいい。

そんなことを、思いました。