「郵便です」の声に、書留かと印鑑を持って出てゆくと
「お届けモノが大きかったので」
と私がいることを確認して直接、手渡してくれました。
うちの郵便受けは細長いタイプで
本や資料などをそこへ無理やり押し入れられると
取り出しにくいし変形したりと実は気になっていたのでした。
いつの頃からか
内の地域の郵便配達係りになった彼は
人当たりのいい青年です。
それまで郵便配達の方（特に男性）の印象は
悪い印象しかなかったので
大きな変化を感じました。
さて、手渡ししてもらったあと
彼の良いところは
「今日も暑いですね」
と一言挨拶を加えます。
「ホントにねー。ご苦労様！」
と私が言うと
「ありがとうございます！」
とその場でお辞儀をし
挨拶を返してくれました。
よくあるケースは
手渡ししたらそのまま下向き加減で
「ありがとうごぅやーす。。。」←ありがとうございますがこう聞こえる
といって去るのが多いのです
プラス一言の挨拶だなんてとんでもない！
早くやること済ませて帰りたい。
そんな気持ちが身体中からにじみ出ている人なら何人も見てきました。
ですから彼のような郵便配達の方は珍しいです。
もしも彼が、郵便の何か営業に変わったとしたら
私は何かしてあげたいと思ってしまうかもしれません。
ただの挨拶
そして、思いを口にすること
当たり前のことなのにできないことです。
些細な20秒足らずのやり取りで
なんだか嬉しくなってしまった私。
形だけでない心がこもった対応（ビジネスマナー）ができていると
このように出会った人の気持ちも豊かにすることができるんです。
お金に代えられませんね。
これからの社会って
気持ちを豊かにするサービスがこれまでより求められるような気がします。
形だけじゃダメだけど、形も大事なのです。
豊かに心も磨いて
かたちだけじゃない接遇、ビジネスマナーを身につけましょうね。
接遇、ビジネスマナーのことなら
