ホリスティック美容家
ホリスティックビューティープロデューサーの
安村侑笑(YUKIE YASUMURA)です。
<化粧品のマーケティングについて>
これからコスメ業界、サロンの立ち上げなどでマーケティングを学びたい方向けに
記事を書きますね。
あくまでもこのマーケティングの戦略は今常識とされている内容です。
◉マーケティングとは?
企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。(wikipedia)
いわゆる、「顧客の喜びをいかに獲得するかの活動」と言われています。
※私的にはちょっと引っかかるところあり。。。
◉化粧品のマーケティティング用語
・差別化:競合製品、他者との違いを明確にする
※ターゲット・ベネフィット・機能など
※USP(Unique Selling Proposition)他者に無い自社の強み
・ブランド:ユーザーが持っている共通のイメージ・実態のない価値
・ブランディング:ユーザーに共通のイメージを持たせたり、
実態のない価値を与える方法
①強豪との差異化
②顧客のロイヤルティによる長期安定的な売り上げ確保
③プロモーションへの依存を減らしプレミアム価格による利益増加
◉マーケティングミックス
マーケティング戦略の一部でターゲットに働きかける
具体的対策を考えるためのツール
<4Pから4Cへ>
以前はProduct(製品)・Price(価格)・Place(場所)・Promotion(販促)
でしたが、今は4Cと言われています。
・Customer Value(顧客にとっての価値)
・Customer Cost(顧客が負う費用)
・Convenience(顧客の利便性)
・Communication(顧客とのコミュニケーション)
→これは個人的な意見ですが今まではCMというスタイルが主流でした
「美味しそう」「楽しそう」「幸せそう」
そう思わせる為の戦略です。
ですが、消費者は「美味しい」と「美味しそう」
「痛い」と「痛そう」には大きな違いがあることに気づいてきました。
またCMの差異にも敏感になってきています。
よくある健康食品のCMというと、このサプリを飲む事で「健康になりそう」な
表現をしますよね。
けど原材料見れば、その製品は身体に悪いよね??
という事も分かってしまう時代です。
ここに大きな差異があります。
なので正直その手の商品は難しいんじゃないかな
今では大手化粧品メーカーのCMや広告を見ても少々無理を感じます。
◉化粧品マーケティングの最近の趣向
①SNSの発達(ネットの情報が製品購入に影響を及ぼすのでインスタ映えする
パッケージ等デザインが重視されている)
②社会的課題の顕在化(他者或いは社会・世界の為に何ができるか?_)
③市場の成熟(製品のストーリー、イメージ、ブランドレベルでの差別化)
→この最近の趣向は大事なとこだと思います。SNSでのCMが増えてますが、過剰な広告だとすぐに過剰広告だとコメントが入るので、リアルな声が届くと思います。
またSNSの発達により経営側の生き方がマーケディングに反映してくるようになっていますね。
カスタマーも成熟しています。
若い世代だと特に必要なものだけを買うという思考なので、販売したい商品が「本当にカスタマーに必要なものなのか?」というところが一番最初に問われることになりますね。
また、これだけ物販市場が広がっていれば、その商品を買う理由にも、意味を持ちたいと思うようになってきています。
日本は世界一難しい消費者マーケットと言えるようです。
合わせて、最近の化粧品マーケティングを分析してみると。
販売して1年以内に消える製品の割合は欧米よりもはるかに高い。
それは、日本が今、低い経済成長性に苦しみ、市場の成熟、出生率の低さや国内の経済状況に不安を抱えてるという問題も色濃いいが!
女性消費者の深い理解と情熱で心を掴むことができれば、この世界一難しいマーケットと言われる日本で注目されることができれば、世界への扉はもう開いているようなものです。
それには、やはり最低限、体に害の無い成分で
「ホリスティック」な視点から「サスティナブル」に取り組める
商品であると強みとして活かせるのではないでしょうか?
ホリスティックビューティープロデューサーだからというだけでなく
今は日本だけでなく、世界がこの動きに流れていると感じています。
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