ウイズ東淀川7月レポート | ウイズ東淀川のブログ

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平成6年7月から、東淀川区において結成された、コミニケーション・ボランティア・グループです。
奇数月の第二日曜を定例会とし、【共生】を理念として、共に語り・共に学び・共に遊んでみませんか「をキャッチフレーズに、誰もが集える」場を提供しています。

 7月10日ウイズ定例会は自由空間倶楽部において、「NPO法人 モンキーマジック西日本事務局&なにわモンキー運営スタッフ」の岡田龍也 氏をお招きし、お話を伺いました。

モンキーマジックとは、「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、フリークライミングを通して、視覚障害者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを目的とし、活動しているNPO法人です。

<<経歴>>


 こんにちは、なにわモンキーの岡田龍也と申します。今年28歳でして、22歳で大学を卒業して社会に出たんですけど、最初は障害のある人とのかかわりはなくて、学習塾の社長の秘書をしたり、学習塾のました。何度か転職しました。

その後は、不登校の子供達のカウンセラーもやっておりました。
今は障害児学童をやっています。学校の放課後障害児の預かりですね。


<<障害者の関わりとモンキーマジックの発足>>


私は大学時代にアメリカンフットボール部に所属していました。ある時に、他の大学の同級生でアメリカンフットボール中に首を骨折し、車いす生活になった方がおられたんです。その方は天理大学の学生でした。車いすになっても大学のコーチ監督などしてたんです。ある時会いまして、車いすになっても自分の意見をはっきり言うし、たわいもないネタなどもするし、普通に下ネタなどもするんです。それまで、障害のある方とかかわる事がなかったので、自分で勝手に壁を作っていたことにきずいたんです。その時は、車いすを使ったスポーツ「アメリカンフットボール」の団体で、代表と自分は副代表でした。
これを立ち上げ、それをきっかけに障害者と関わる仕事に就いてみようかなと思いました。その時に、東京のモンキーマジック代表の小林さんとであいました。モンキーマジックは視覚障害のある人もない人もクライミングを楽しむというイベントを月に1度やっていました。勉強のために大阪から出向いたんです。それをきっかけに信仰が深まりました。それから1年余りでモンキーマジックのスタッフになりました。それから1年ちょっとで副代表から降りるときに、大阪でも東京でやっている視覚障害者も健常者も共に楽しめるイベントをやりたいんだ。と小林さんから連絡いただきまして、岡田君と他に声をかけている人がいるから「大阪へ行く時に会ってくれないか」と言われたんですね。それが去年の6月でした。そのメンバーで始めたのが、「なにわモンキー」という団体です。早速9月に参加者を集め「15名」。内訳は「視覚障害者5名晴眼者10名」で成功を収めたんです。

<<クライミングの実際>>


ーー このメンバーのなかでクライミングを経験された方はおられますか?ーー
赤星さんが手を挙げられました。
Q: どこで?
A: 十三にあるスティーロックジムです。

<<ボルダリングとクライミング>>


今日はボルダリングに使う靴を持ってまいりました。という案内で参加者全員にボルダリング用のしゅーずを回覧しました。
感想ーーすごく小さいと思いますが?
A:これくらい小さくないと足の指先に力が入りません。

 また、視覚障害者がボルダリングをするときは、下から晴眼のサポーターが「右手 何時の方向に何十センチ」とか左手「10時の方向に何10センチ」などと指示をし、頂上まで達すると、その逆に下降してきて地上1メートルぐらいの所に足元が達した時点で、床に敷いてあるマットに飛び降りるよう指示してガイドは終了する。

*ボルダリングとは?


手ぶらで気軽に始められるクライミングが「ボルダリング」です。
クライミングというのは英語で「登る」と言う意味の言葉ですが、この言葉が岩を登るスポーツの名前に成っています。
最近ではテレビや雑誌などでも目にする事の多い室内クライミング施設(クライミングジム、ボルダリングジムなど)では岩の変わりに色の付いた様々な形のホールドと呼ばれる突起物を壁に付け、ロープやハーネスを付けて登るクライミングをインドアクライミングと言います。
その中の1つのジャンルとして「ボルダリング」があります。「ボルダリング」とはロープやハーネスを装着せずにクライミングシューズとチョークと呼ばれる滑り止めの粉を使ってクライミングをする事を言います。ロープやハーネスを使わない事でロープの確保をお互いにし合う事も無く、その方法を覚える事も無いので手軽にクライミングを楽しむ事ができます。

*ボルダリング&クライミングジム CITY ROCK GYM


http://cityrockgym.com/

なにわモンキーは、大阪を中心とした関西圏で、視覚障害のある人もない人も一緒に楽しめるクライミングイベントを開催する団体です。

     現在、視覚障害者と晴眼者が一緒にクライミングを楽しむイベントを
大阪   で隔月開催しております。

筆者感想・・・


 私にとって、崖を素手で登るのは考えられる反中を超えていました。余り高いところは好きではないので…ところが、講演のなかで、下肢障害の方が腕の力だけでボルダリングをされ、頂上まで行かれた話を聞き、すごいなあ!だけの感想ではなく、ものすごいパワーと勇気を感じました。