毎日、自分で何かをする時にふっと思う。
自分の意志で、自分の考えだけで動くことの意味。
子供の頃は、ほとんどが義務や指示指導で動いていたと思う。
私は、それをしたいか、したくないかだけで生きていた気がする。
自発的にしたかった事は、いくつかしかない。
それも、最終的には大人の手にゆだねなければいけなかった。
学校を選ぶときも選ばなければならない、の中にいたし
仕事を選ぶときだってそうだった。
だからか「どちらでもいいよ」とされたとき
どちらがいいのか分からない。
投げ出されたような、見捨てられたような感じに襲われ、不安に思い
いてもたってもいられず、相手に不信を抱いてしまう。
いままでの「どちらでもいいよ」の中には
「本当ならこっちがいいんだけどね」が見え隠れしてた。
私は自分で言うのも何だけど、そうゆうのを見極めるのが上手い。
ほとんど間違わずに選べていたし、わざとそれを選ばないことも出来た。
でも本当に私が何を選んでも、どうでもいい、と思われると
どうしていいのか分からない。
誰かの為に何かをしている、なんておこがましいものでもなく
単に自分で決められない、優柔不断なだけ。
何かのせいにして生きていたいのか？
誰かに頼ってじゃないと生きられないのか？
自分はそんなに弱い人間じゃないと言い聞かせてきたけど
本心や本音は、そこにあるのかもしれない。
自分でも見て見ぬふりをし続けた弱くてダメな部分。
彼は、私に告白したときに
「オレとつき合う理由が欲しいなら、いくらでも作ってあげるよ」
と言われて、初めてつき合ってもいいかも、と思った。
それまでは、自分のスタイルか考え方から周りに
「パートナーは要らない」と豪語し続けていたら
恥ずかしかったり、周りの目が気になって受け入れられなかった。
彼が初めて、私の虚勢や表面だけの強さを理解してくれた、と思った。
今までつき合った人とでも「本当は優しいのに」とか
「本当は寂しがりなのに」「天の邪鬼」程度はあった。
彼は初めて私の弱くてダメな部分を見抜き、理解し許してくれた人でした。
このまま一緒にいられるのかなぁ？
ずっと、は嫌いな言葉だから、使いたくない。
このまま、毎日一緒がいいなぁ。