おとちゃんは
そびえ立つ山を
観るのが好きだ。
こちらには、ないので
ドライブがてら
よく連れて行かれる。
行く道が迷っても
たどり着くとこは
大体、同じ場所?!
今日も
雪を見に行くか?
と、出かけた。
ほぼ、雪のない地域なので
山間部の方に、車を走らせた。
あった!
実は、ほとんどなかったけど
残ってたところで
あります風に、撮った
(ウォーキングと決まってるので、おしゃれは出来ぬ
)
そしてここで
なんとも
心地よい思いをする
私のスニーカーのへりが
溶けかかった雪と泥で
汚れてしまった。
そしたらおとちゃん
雪でスニーカーの汚れを
拭き取ってくれた。
よく見たら
かしづいてる
あの、男尊女卑の父親に
育てられ
〈女〉を卑下していた
昭和男が
落としてくれてる時、ふと
あれ?
私ってお姫様??
って
おとちゃんの頭上で
ほくそ笑んだ
