MISIAを聴いていたら、ふと病院で出会った患者さんのことを思い出しました。
私が緩和ケア病棟で勤務していた時、40歳の女性で胃がんの末期の方が入院してきました。
その方はMISIAが大好きな新婚さんでした。
『名前のない空を見上げて』がリリースされるときにそのコンサートに2人で行けるのを楽しみにしていました。
病室で旦那さんと2人でMISIAをよく聴いていました。
結婚式の写真も見せてもらいました。
紫のドレスで笑顔の写真、その時よりふっくら元気なお顔でビックリしたのを覚えています。
その時、私は看護師4年目の24.5歳頃。
若すぎる末期の方にすごいショックを受けました。
月日が経ち、私の40歳も大きな転機でした。
結婚、出産を経て、まだまだ元気でいなければ‼️
この患者さんは事あるごとに思い出す方の1人です。
何歳になっても元気が何よりですが、志半ばで亡くなった方々の想いの分も、私が命を受けている限り、精一杯生きたい。
その気持ちを再確認したので、備忘録として。
私にたくさんの学びと勇気をくださった患者さん方のご冥福をお祈りします。