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またまたマジメなお話です。
性同一性障害の夫婦の間の子どもが、親子関係を認められず非嫡出子になっているとのこと。
裁判で認めてもらえなかったらしい。

概要はこんな感じ。
性同一性障害で性別を変えた男性。
2004年に戸籍上も性別を変えることが法律で認められたので、今は戸籍上も男性。
結婚した女性との間に、精子提供を受けて出産。
子どもの出生届を提出の際、父親の戸籍の性別の変更を見て、二人の血縁の子どもではないと判断され、非嫡出子(父親欄は空欄)で受理されたというもの。

裁判の結果、嫡出子と認められないとはなったものの、こうも言っている
『父親の同意があれば、父子関係を認めることは立法論として考えられるが、今はその立法がない以上、認めることができない』
つまり、性同一性障害の夫婦の間に生まれた子どもに対する法律がないから認められないってこと。


前回書いた婚外子についてもそうだけど、親の問題を子どもに影響させないようにしてほしいよね。
というか、やっぱり嫡出子・非嫡出子っていう欄があるから、こういう問題が出てきてしまうんじゃないかな?
何かよくわかんないことで国会が揉めるんじゃなくて、こういう法律作ってほしいなと思うんです。


またおかしいなと思うのが、不妊治療で第三者の精子提供を受けても、夫婦の嫡出子となるらしいです。
第三者の精子提供というのは同じなのに、性同一性障害と不妊治療で子どもの扱いが変わる。
おかしな話だなぁ。

某タレントさんと某格闘技選手の夫婦の間で話題になった代理母ですが、こちらも夫婦の子として認めてもらえてないらしい。
産んだのはアメリカの女性だけど、卵子と精子は夫婦のもの。
それも、今の民法では認められないとされている。


悲しい思いをする子どもが増えるだけ!
早く法整備をしてください!

ただ、新聞を読んでて疑問が出てきた。
認められなかったのは夫婦の次男とのこと。
長男は?
認められたの?
出生届を出した市区町村によって、認められたり認められなかったりしてたら、それはそれでまた問題だし。


国会さん、やらねばならぬことがいっぱいありますぞ。