私には友達がいる。
某動画サイトで有名な踊り手さんのAさんとBくん。

私がたまたま足を運んだどこかのお祭りで偶然彼らを見つけ声をかけた。
彼らと仲良くなり始めてから日はまだ浅い。

出会いはよく覚えていない。

そのお祭りの様な所で私はとても重くて大きい電動ドリルの様なものを持っていた。

私たちは周りの人とも協力して小さな建物を作っていた。

作り終わるとAさんBくんと腰を下ろし、しがない会話を始めた。
話の中でAさんが私に興味を持った事から、私たちの関係が始まったと言うことがわかった。

AさんとBくんが帰る時間が来た。
彼らに別れを告げ、私も帰路につこうとした。

しかし、

ここが一体どこなのか、どうやって来たのか、まるで分からない。

しばらく山道を歩いていると、〇〇山神社と書かれた看板を見つけた。
その山の名前に心当たりはなかったが、自分の居場所を伝える為に母に連絡をした。

母に電話をかけている最中に背後から気配を感じた。
振り返ってみると、無数の僧侶が薙刀や竹刀などを携え、鬼の形相で私に迫って来た。

私は見知らぬ山道を必死に逃げた。

次の瞬間、私は子供になっていた。12歳くらいの。
私は父からひどく怒られていた。顔にホースで水をかけられ、怒ると言うよりは拷問の様だった。母が止めに入る。

この両親は私の実の両親ではない、赤の他人が私の両親だった。

次の場面では、私が父から逃げ回り屋根をわたり、廊下を駆け抜け、なんとか外に逃げ出していた。
外に逃げ出すと、私は父の2シーターの車を運転し始めた。
両親が止める事を聞きもせずに。

しばらく運転し、私は自分の家に車で突っ込んだ。
私の家は〇〇山神社だった。
目的は分からないが、きっと父を殺す為だったと思う。

大勢の僧侶が崩れた建物の下敷きになり死んだ。

しかし、父はまだ生きていた。

父は死に物狂いで私を探し始めた。猟銃を手に。
母と私は必死に逃げ隠れした。

しかし、私も母も見つかってしまった。
体の小さな私は見つかっても尚、逃げる事は出来たが、母は私の事を守る為に父の凶弾を足に受け、逃げる事が出来なくなってしまった。

私は鎖に繋がれた。
後ろを振り返る事が出来ない。
私は必死に逃げようと前に走りだした。私はまだ鎖に繋がれているが、その鎖の先はもうどこにも繋がっていなかった。

その鎖の先は母が囚われている透明な箱の様な牢についている小さい円柱型箱の蓋に繋がれていた。
私が逃げた事でその蓋が外れ、母が囚われている牢の中にガスが漏れ始めた。

前に進んだ私はそんな事知る事もなく、ひたすら前に走り始めた。

そんな私の姿を母は嬉しそうに眺めていた。