この作品は、2012年のフランス映画で、
日本では2013年の8月に公開されました。☺

1950年代のフランスが舞台。

主人公のローズ・パンフィルは、ノルマンディーの田舎で小さな雑貨店を営む父と二人暮らし。

彼女は、夜中に、こっそり店で売っているタイプライターを持ち出し、打つ事が大好き。💖😌

父は、ローズに村一番の良縁を見つけ、お見合い結婚をさせようとします。
もちろん、娘の幸せの為に。

しかし、ローズは、都会の保険会社の秘書に応募し、自分のあこがれる仕事に就こうとします。

面接者は、保険会社の社長である、ルイ・エシャール。

ローズに秘書の才能が無い事を理由に、採用不可を言い渡します。

ところが、ローズは、是が非でも秘書になりたくて、タイプライターを打って見せます!
その速さにルイは目を見張り、1週間だけ試験的に採用とします。☀

こうして、ローズは、父に従う事なく、自分の道を進み始めました。✨✨✨

約束の1週間が過ぎ、ルイはローズに解雇を告げますが、
あこがれの仕事を手放したくないローズに、一つ条件を出し、それを受け入れれば、引き続き秘書をしてもらう、と話ます。

その条件とは、タイプライターの早打ち世界大会で優勝する事!✴✴✴

「ひとつだけでも才能があれば十分だ。僕の家に住んで、特訓するんだ」

ローズは、我流の打ち方をしていて、左右の人さし指計2本でタイプを打っていました。

それを、左右全ての指10本を使えるようになるところから、特訓が始まりました。

また、筋肉をほぐすために、ピアノを習ったり、ジョギングをしたり、と指はもちろん、全身を鍛えます。

全てルイが、面倒を見てくれました。😆❤

その甲斐あって、タイプライター早打ちのノルマンディー地方大会では、見事第一位に輝き、1分間に491文字を打つという新記録も達成!
新聞の一面に、大きくローズの写真が載ります!

家庭に入って幸せになるのが一番と思う田舎の父。ローズの写真を見ても、「有名なんかなっても仕方ない」と、喜ぶ様子が見られません。😓

地方大会で優勝したローズは、次に全国大会に挑戦します。
そこには、1分間に500文字を打つ強敵アニーがいました。

ところがローズは、アニーと互角に競い、決勝戦では二人共に成績が1分間に498文字と、同点を出します。

その結果、5分間の延長戦へとずれ込みます。

ここでルイは、弱気になって疲れているローズに、嘘をつきます。「アニーの記録を君はとっくに抜いていた」

特訓中は、アニーの記録よりも負けている自分を意識して練習していたローズは、ムカッとして、猛烈にタイプライターを打ちます。

思惑通り、ローズは優勝し、タイプライターのジャッピー社と契約し、今度は、タイプライター早打ち世界大会へと進みます。\(^_^)/

本当は、ルイと一緒に頑張りたいローズ。
しかし、ルイは、ローズに世界一に輝いてもらいたいので、自分はもう必要ない、と去って行きます。💔

ローズは、どんどん有名になって行き、一躍大スターになります!

テレビに出演し、ジャッピー社のタイプライターCMに出演し、雑誌に載り、宿泊ホテルには山ほどのファンレターが届き、いつの間にかタバコも吸えるようになっていました。

タイプライター早打ち世界大会は、ニューヨークで行われました。
決勝戦に残ったローズの相手は、アメリカ代表のスーザン。

5分間のタイプライター早打ちを3ラウンドして、勝敗を決定します。

1回目は、スーザン509文字VSローズ510文字。
2回目は、スーザン512文字VSローズ506文字。

3回目に入る前にローズは、控室に戻ります。
父が送ってくれたタイプライターを取りに行き、機種をチェンジする為に。

あれほど、ローズのタイプライター早打ちに興味がなかった父ですが、娘の快挙振りに、いつしか応援するようになっていました!📣

ローズが控室に行くと、ルイがやって来ました!

「そのタイプライターは、素晴らしい」

「僕は、人の役に立つ事が自分の幸せだと思っていた」

「君が僕を必要としている、と思っていたが、僕の方が君を必要としている」

「君こそ僕の幸せだ!」💕

「愛している!」💖

最上のラブ言葉をもらって、ローズは、決勝戦で515文字という世界新記録を出し、堂々のタイプライター早打ち世界一に輝きました!

ローズさん、素晴らしいです🎶

自分の好きなタイプライター打ちをトコトンやる事が出来て、
仕事もお金も彼も手に入れました。🎵

田舎でお見合いしなくて、本当によかった!

自分の好きな事が出来る道は宝物であり、
自分の宝物を表現して行く事は、幸せにつながる、
と感動しました!🌈