鎌倉に住むミステリー作家の、一色正和さん30代は、一回り程年が違う亜紀子さん23歳と結婚し、新婚旅行から家路に着くという所から、物語は始まります。💖

「僕は、信じられないぐらい幸せだ」、とつぶやく正和さん。o(^-^)o

「もう一回言って」、とねだる亜紀子さん
\(^_^)/

幸せいっぱいの二人の周囲には、鎌倉ならではの、不思議な世界が待っていました。

作家の妻として、夫を支えるよう、張り切る亜紀子さんをサポートすべく、一色家の家政婦キンさん85歳が、やって来ます。😌

キンさん、85歳とおっしゃいますが、正和さんの祖父の代から仕えていらっしゃるそうで、彼女の夫は、日露戦争で戦死なさっていて、すると、かれこれ130歳ぐらい、という事になります。😆

キンさんは、正和さんの好物レシピを亜紀子さんに伝授するなど、亜紀子さんを可愛いがっています。そして、何といっても、魔物に詳しくて、勇ましく、退治しちゃう面も、持っていらっしゃいます。

一色家の家は、正和さんの祖父が大正時代に建てた洋館で、見事な和洋折衷モダニズム建築です!素晴らしい!

しかし、、、
鎌倉故?なのか、お庭には時々、河童が走っていたりします。(*_*)

作家の正和先生は、鉄道模型収集の趣味があり、亜紀子さんに内緒で高価な物を買っています。それがバレて、「無駄遣いはダメです。」と妻に責められます。

独身時代は、のびのびと自由に出来たのに、「初めて結婚に疑問を感じた。」と、つぶやく正和先生。

先生は、原稿に行き詰まる時、鉄道模型を走らせて、アイディアが閃くのです。

でも、しっかり者の亜紀子さんは容赦なし。
納戸の中にある、古い原稿を見つけて、「こういうのもちゃんと先生の部屋にしまって下さい!」

ところがこの原稿、正和先生が書いた物ではなく、先生の子供の頃の記憶によると、先生のお母様の浮気相手である作家が書いたもの、と思い込んでいます。
その事があり、「夫婦って信じられない」と長年不信感を持ち、結婚も遅かったのでした。

しかし、亜紀子さんと出会った時は、何か運命的なものを感じ、トントン拍子にゴールインしたのでした。❤❤❤

そんなある日。
一色家に貧乏神がやって来ます。😊

一番に気が付いたのは、キンさん!さすがです!

天井の裏にいた貧乏神が中庭に出て、
逃げようとするなり、
キンさんは投げ縄をエィ!と放ち、
貧乏神を一気に仕留めます。
「おとなしくするさね」と、キンさん。(@_@)

早速、正和先生は、貧乏神を追い出そうとするのですが、何故か亜紀子さんは反対し、貧乏神にしばらく家に滞在していただくことになりました。

そして、亜紀子さんは貧乏神にお食事を出して手厚くもてなします。二人?はお友達って感じ。

すっかり仲良くなった貧乏神と亜紀子さん。
貧乏神から亜紀子さんへ茶碗をプレゼントします。すると亜紀子さんも100円ショップで買った花柄の茶碗を貧乏神にプレゼントします。🍜

そんな風に仲良くなると、貧乏神は居心地悪くなり、「ワーッ」と念じて、ヒュンとその姿を消し、どこかへ行ってしまいました。🌀

この後、亜紀子さん、かわいそうに、魔物に狙われ命を落とします。😰
そして、黄泉の国に行ってしまいます。

「僕は、亜紀子との暮らしを知ってしまった。」

「今さら、彼女のいない生活になど戻れやしない」

正和先生は、キンさんに、自分が黄泉の国へ行って亜紀子さんを取り戻す事を話します。

するとキンさんは、甲滝五四朗という作家が残した作品の中に、黄泉の国へ行く方法があると伝えます。
そして、正和先生は、あの世行きの不思議な列車に乗り、黄泉の国へ行きます。🚃

黄泉の国では、正和先生と亜紀子さんVS魔物達の戦いが起こります。魔物は、亜紀子さんを奪って、妻にしたいのです。😓

もうダメだーという時、貧乏神からもらった茶碗が飛んで来て、先生と亜紀子さんを救いました!😂

その上、黄泉の国へ行く事で、正和先生は甲滝五四朗という作家にも会えました。
実はこの方こそ先生のお父様!
甲滝先生の奥様は、正和先生のお母様!

正和先生は、子供の頃の親に対する不信感が、自分の誤解であった事を知り、とてもハッピーになりました!

もう一つ、黄泉の国へ行く事で分かった事がありました。
それは、正和先生と亜紀子さんは、何度も生まれ変わり、いつも夫婦として幸せだったということ。

だから、今回の人生でもお互い一目見て、運命の人だと分かったのですねー。😌💖

夫婦って、親子という血の繋がり以上の深い繋がりがあり、人生の中でかけがえのない存在なのだ、と感じました。☺✨🌈