ということでこんばんは、見習いです。最近PC(ゲーム用)の調子が悪くて困っています。

 

それはさておき、今回は『相手の切り札絶対潰すマン』を4枚、正確には、3枚と1テーマですね。それを紹介していこうと思います。正直握っているだけで安心感があるカードだと思います。では行こう!

 

 

 

まえがき 除去しづらいカード達

 

まず、除去のしづらいカード(モンスター)とは何でしょうか? そう聞かれたら私は『破壊耐性持ち』と、『効果を受けない』カードだと答えます。では、その二つはどうして除去しづらいのでしょうか? その理由を解説していきます。

 

 

①破壊耐性持ち

 

これに関しては、そのままですね。破壊がしづらいから、除去がしづらいということです。戦闘破壊耐性、魔法破壊耐性、罠破壊耐性、あげくには効果破壊耐性。この耐性があるだけで、除去の難易度がグッとあがります。耐性が一つだけならなんとか手持ちのモンスターや魔法で対処できなくもないですが、戦闘破壊耐性、効果破壊耐性の両方を持つカードが出てくると非常に厄介です。例を挙げるのであれば、エクシーズ召喚の際、素材として使われるとそのエクシーズモンスターに効果破壊耐性、戦闘破壊耐性を付与する『アストラルクリボー』なんかがそうですね。

 

一応、こういう場合にはバウンス(相手の手札や、デッキにそのモンスターを戻すこと)をしたり、除外をしたりという対応を取ることが出来ますが、破壊よりも難易度が上がります。しかも、やり方によっては、効果の対象にならず、各種破壊耐性を持っているカードも存在するため、これだけでは心もとない感じです。

 

 

 

②効果を受けない

 

これも、そのままですね。相手が発動した効果を受けないカードです。そういうカードは限られてくるのですが、この長い遊戯王の歴史の中で何枚もエース級カードとして刷られてきました。そういうカードは、例えば『サンダーボルト』で、対象を取らずに破壊しようとしても、効果そのものを受けないので破壊できない、つまりは除去できないというわけです。もちろん、攻撃が通るから戦闘して破壊しようとすることも可能ではありますが、昨今ではそれすら無理な、全耐性持ちで効果を受けないなんてチートカードもあったりなかったり。

 

 

 

 

 

しかし! 諦めるにはまだ早いです全国のデュエリスト諸君。そんなアクドイ奴らに対抗できるカード達が存在します。そう、それがこの後紹介するカード達です。では、紹介していきましょう!

 

 

No.1 壊獣(テーマ)

 

これはかなりの方がご存じかもしれませんね、そう、『壊獣』です。このカードは、『相手フィールドのモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる』のです。

 

 

どういうことだってばよ? と思った方にわかりやすく説明すると、『破壊じゃない』ので、破壊耐性持ちでも楽々除去できるんですね。また、『効果を受けない』場合でも、特殊召喚の際のコストなので、関係なく葬り去ることができます。

 

さらに、このカードの特殊召喚は『チェーンが乗らない』というとてつもない強みが存在します。チェーンってなに? と言う方ごめんなさい、これは『チェーンを知れば百戦百勝(かも)、チェーン講座』で説明しますね。しかし、わからないと強みがわからないと思うので、ここではざっくり言ってしまえば『相手のモンスターをリリースして特殊召喚した後に、相手は効果を発動することが出来る』ということですね。なので、神の宣告などの特殊召喚を防ぐカードも効かないわけですね。

 

この効果のおかげで、『フルールド・バロネス』や、『グリフォンライダー』、『アポロウーサ』『ヴァレルロード・S・ドラゴン』などの、効果無効組も意味をなさないということになります。

 

 

弱い点はとしては、特殊召喚なので特殊召喚を封じられると厳しい事が挙げられますが、憎き『虚無空間』は禁止になったので、『エルシャドール・ミドラーシュ』の特殊召喚一回縛り』が苦しいくらいになりますね。それと、『結界像』シリーズの属性縛りに弱いこと。それと、『壊獣』は素の攻撃力が高めなので、自分が出した壊獣を除去できない場合がキツイです。最低でも2200が相手フィールドに現れるので、それを倒せる目算が付いていないと逆に自らの首を絞めることがあります。

 

以上が、壊獣の説明となります。大会などでは、サイドデッキの常連ですね。ただ、相手フィールドに置くので『持ち帰り事件』にはご注意ください。

 

 

No.2 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム

 

2002年から存在する大ベテラン、『ラヴァ・ゴーレム』になります。このカードは通常召喚ができない代わりに、相手フィールドのモンスター2体リリースで、相手フィールドに特殊召喚できます。また、この効果を使ったターン、自分は通常召喚が出来なくなります。

 

このカードの強みは、先ほどの壊獣とほぼ変わりません。ただ、壊獣が1体しか除去できないのに対して、こちらは2体除去ができるという明確な強みが存在します。さらに、相手はスタンバイフェイズにこのカードがフィールドに存在する場合1000ダメージを受けることになります。ミリ削りにも有効ですね。

 

ここまでつらつらと強みを書いてきましたが、もちろん弱みも存在します。基本的には、壊獣と弱みは変わりませんが、攻撃力が3000あるので結構辛いのと、通常召喚がそのターンできない。そして、一番の弱みとして『フィールドにモンスターが2体いないといけない』というところがあります。

 

現代遊戯王では、制圧盤面を用意し、モンスター数体を並べてターンを返すので、デメリットらしいデメリットでは無いかもしれませんが、ここぞという場面で使えないと苦しいかもしれないですね。

 

以上が、ラヴァ・ゴーレムの説明になります。最近ではマスターデュエルのほうで見かけることの多いカードだと思います。カードショップにも、そこそこな値段で売っていますので、一枚ほど握っておけると安心です。

 

 

No.3 ラーの翼神竜ー球体形

 

出ました、通称金玉ですね。これもわりと有名なカードだと思います。効果として、まずこのカードは特殊召喚できない。そして本命、『このカードを通常召喚する場合、自分フィールドのモンスター3体をリリースして自分フィールドに召喚、または相手フィールドのモンスター3体をリリースして相手フィールドに召喚しなければならず、召喚したこのカードのコントロールは次のターンのエンドフェイズに元々の持ち主に戻る』という効果です。

 

このカードの強みはまず何と言っても『召喚』であることです。灰流うららの時にもお話しましたが、召喚は妨害されることがほとんどない手段なので、より止めることが出来ないということになりますね。というより、このカードを止める方法を私は知りません(笑)。

 

しかも、このカードは自分フィールドに帰ってきます。偉い! また、このカードを攻撃もできないし、相手の攻撃・効果の対象にならないため態勢を整えるための壁にもなります。さらにさらに、このカードをリリースして発動できる効果で、デッキから『ラーの翼神竜』を召喚条件無視で特殊召喚できます。ラーの翼神竜の召喚は非常に面倒なので、その点でも強いですね。ラーの翼神竜の攻撃力4000、守備力4000での特殊召喚となるため、フィニッシャーとしても優秀です。ラーの翼神竜をデッキに入れる必要があるとはいえ、使いやすい効果であることは間違いないです。

 

しかし、やはり世の常として、弱みも存在します。まず、強みでもある『召喚』であることですね。貴重な通常召喚の枠を潰す事になるので、使用する場面を吟味する必要があります。そして、このカードのなによりも難しいところは、『3体リリース』というところですね。2体ならなんとかなるかもしれませんが、3体となるとどうしても相手フィールドに並ぶことが少なくなります。

そのため、このカードは手札で腐りやすくなるので、先行に来たり、3体いない場合はコストにしたりするのがいいかと思います。

 

以上が、ラーの翼神竜ー球体形の説明になります。これもサイドデッキに入れておくと、相手が大量展開を行うデッキだった場合に非常によく刺さります。ただ、このカード、非常に高いので(大体1800円くらい)そこもよく吟味してお使いください。

 

 

 

 

No.4 閉ザサレシ世界ノ冥神 (サロス=クルヌギア)

 

 

読めるか! とほとんどの人が思ったと思います。わかります、私もその一人です。リンクモンスターで、先ほど紹介した奴らとは一味違います。特殊召喚に効果モンスター4体以上が必要で、リンク5です。え? リンクが足りなくない? と思うかもしれませんがご安心ください。それが『強いところ』なんです。そう、このカードには特殊召喚の際、『相手フィールドのモンスターも1体までリンク素材にできる』んです。そのおかげで、相手の効果持ちモンスターと共にリンク召喚が可能になるわけですね。

 

そして、このカード最大の強みは『エクストラデッキ』に入ることなんです。先ほどラーの翼神竜ー球体形で説明した通り、使えないタイミングのこれらのカードは邪魔になるだけで、展開の妨げです。しかし! この冥神は、エクストラデッキなので、必要な時だけ使用することが出来るのです。さらに、4体の効果モンスター(同名も可)さえいればすぐにリンク召喚できるため、汎用性も高い。しかも、攻撃力3000で、出るとその場にいた相手モンスターの効果は無効化されます。妨害もモリモリで、非常に使い勝手のいいカードです。あとは、相手フィールドに召喚されるわけじゃないので、リンク召喚してそのまま自分のカードとして即戦力になります。そこもいいところ。

 

そして弱いところですが、このカード最大の問題は、『速度が遅い』ところですね。もし、フルールド・バロネスを除去したいなどの場合、4体展開を防がれたりするので結局冥神にたどり着けないなんてことも起こります。また、リンク召喚のため、リンク召喚を封じられると非常に出すのが難しくなります。また、そもそも効果モンスターをすぐに4体用意できるデッキは限られるため、使うデッキを選びます。お値段も1500円程で、少し手を出しづらいかもしれないですね。

 

以上が、閉ザサレシ世界ノ冥神の説明になります。一見、デメリットも多そうに感じるかもしれませんが、それでもやはりデッキを圧迫しない除去は貴重だし、何よりも顔がいい! そう、顔がいいんです! 大事な事なので、二度言いました。滅茶苦茶美人なカードなので、一枚は持っておいて損は無いと思います。ええ、ほんとうに。

 

 

 

この4つが、私がオススメする除去になります。一番オススメなのは、壊獣です。簡単に出せて、一番腐りにくいからですね。本当にお世話になっています。他にも、『超融合』や、『アルバスの烙印』などの効果でいわゆる吸い込みで除去も可能ですが、融合先を考える必要があるため、とりあえず今回はこの4つをご紹介させていただきました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。次回の記事の内容は決めていませんが、多分うららの続きになると思います。おもしろかったよー、と思っていただけたら幸いです。じゃあの!