本屋に寄ると決まって向かうコーナーってあるじゃないですか。
いつも通りの動線でふらっとイラストコーナーへ。
びっくりして手に取って、
開いた瞬間に、
虎の絵がばーんと飛び込んできました。
凄い眼光。
消しゴム版画のけの字も忘れて魅入ってしまいました。
我に返って、ほかの頁をめくると、
飛び込んできた色に、線に、重なり合った世界に
涙腺が、ぎゅわっと
鼻の中がつーんとしてきて
自分の生理現象に心が追いつかないという謎反応。
私が渇望していたものだったんだなぁと
初めての感覚に戸惑いを隠せず、
恐らく五分くらいの出来事だったかもしれないのだけど、
嗚呼えらいこっちゃと鼻をすすった私は、
すぐその本が見本だった事に気付き、
ビニールに包まれた運命の本と入れ替え、腕に抱えました。
発売日後、何度か寄ってるはずなんだけど、
なんで今まで気がつかなかったんだろう。
本当は自己啓発系の本の類を数冊を買いに来たのですが、運命の本はやはり魔力があったようで、
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買ってから気づいたけど全部絵画関連!!!
なんかのスイッチ押されてるー。
確かにアオヤマヤスコさんの作品集の中に、
あったんですよ、スイッチが。
気になった方は是非。
あれかー。
あれだったのかー。
やっぱり私達は電気信号で動いているんだなと実感した夏の終わり。
ことら