今更ながら【なりたいじぶんになる】って言葉をよく噛んで飲みこもうとしている。

 

理想ばかりが先行して、【過程】を大切にしていなかったとつくづく痛感する。

極めるって何だろうか。

 

飽きない自分になる、と学生の頃に夢の名でこの言葉を書いた気がする。


色んな事に挑戦したいという意味で書いたが、ある意味呪いになってしまった気さえする。


無邪気にこの言葉を書いていた私はきっと素敵な未来を描いていたはずだ。

申し訳なさと、もっと勉強しとけよといってやりたい。

 

頭の中で強くイメージしておけば、過去の自分に届く気さえして、

「さては未来も変えられるんじゃないか?」と思うくらいにはまだ楽観的です。

安心して下さい(笑)

 

解釈に変化が生まれるのは仕方がないことだけど、

「飽きたら次へ行く」ようなイメージに取られても仕方がない。

 

今、こうして占いの仕事を通じて少しずつでも経験したことがとても役に立っているという

自負はあるけれども、全て極められなかったという<陰の部分>も存在するわけで。

 

それが時々ふっと雫がたれて水紋が生まれて、その波紋が私にぶつかる。


その雫は私を濁らせる。

墨滴の様にゆらゆら染めていく。


綺麗な水に戻すには時間がかかる。

 

後悔ならいくらでもしたし、

これからもきっとする。

生きるってそういう事だと思う。

 

 


ことら