今回も脱線マン。
さて、昨年12/30から1/2までお休みだったので、
観たいけどなかなか手が出せなかった作品を観ようと一念発起。アニメ数本借りて、映画はベン・スティラーの「LIFE!」を借りてきました。1947年の映画『虹を掴む男』のリメイクだそうです。
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。 (引用元 シネマトゥディ Yahoo!映画 )
本当にこの映画は素晴らしかった。
プロモーションのインパクトで見てしまうと少し物足りなさを感じてしまうかもしれないんだけど、
じわじわとやられる感じでした。最後なんて「はああああああ」とため息と涙がホロリ。
「思い切って飛び出すことで、人生が変わるんだ!」とかそういうものも勿論なんだけどそれだけじゃなくって、
「実は自分がフォーカスしていなかっただけで、世界や人ってこんなに美しいんだ」って気づかせてくれる。
LIFE!は主人公だけでなく、登場人物全ての生活や人生を上手に描いている。
まさに「糸」の世界なのですよ、みゆきさん!
嗚呼、「糸」…本当に言い得て妙というか、この世の真理のような気さえする。
私が昨年ハマリにハマったデボラ・ハークネスの「魔女のシリーズ」、
ネタばれになってしまうけれど、これも重要なエレメントとして「糸」が出てくる。
「糸」と聞くと私は蜘蛛を連想する。
宇宙の大規模構造こそ蜘蛛の巣のようだと観測されていたか。
蜘蛛の巣、所謂【SpiderWeb】今やこのインターネットもある種の宇宙に近づこうとしている。
きゃー!脱線するー!
私のブログのタイトルの基になっている漫画「魔女」の1巻に収録されている『SPINDLE』にも「糸」「織物」をテーマに描かれている。
一本の糸が織り合わさると一枚の布になる。
その糸も単色ではなく様々な色で織り合わせれば一枚の布に描かれるのは模様にもなるし、何かを象徴する絵にもなる。
誰かへの誰かの為だけのメッセージにもなるのだ。
出会うことはないそれぞれの人生(一本の糸)も一枚の布には欠かせない存在なのには変わらない。
観たいけどなかなか手が出せなかった作品を観ようと一念発起。アニメ数本借りて、映画はベン・スティラーの「LIFE!」を借りてきました。1947年の映画『虹を掴む男』のリメイクだそうです。
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。 (引用元 シネマトゥディ Yahoo!映画 )
本当にこの映画は素晴らしかった。
プロモーションのインパクトで見てしまうと少し物足りなさを感じてしまうかもしれないんだけど、
じわじわとやられる感じでした。最後なんて「はああああああ」とため息と涙がホロリ。
「思い切って飛び出すことで、人生が変わるんだ!」とかそういうものも勿論なんだけどそれだけじゃなくって、
「実は自分がフォーカスしていなかっただけで、世界や人ってこんなに美しいんだ」って気づかせてくれる。
LIFE!は主人公だけでなく、登場人物全ての生活や人生を上手に描いている。
主人公を丁寧に描く事によって、一人一人の見方が変わるというか。
ウォルターは最初冴えないサラリーマンとして描かれているんだけど、実は違くて。
出会い系にハマる冴えない男性っていう印象を最初に持ってくる事によって、まずそういう物差しで見ちゃうだけなんだけど。
あまりいうとネタバレになってしまうな。
(観ていない方には是非観てもらいたいから。)
まさに!
ネタバレ含まれますので、それでも宜しければ…!
この映画のすごいところって、見終わって余韻に浸っているときにふと、思い出すシーンにグッときちゃう所。セリフやシーンを反芻する事で、自分の何気ない生活が少し変化していくのを感じます。
主人公がこれから出会う人たち、これから一生出会うことのない人たちの尊い毎日。
そういったものを表現しているんだと思う。
主人公がこれから出会う人たち、これから一生出会うことのない人たちの尊い毎日。
そういったものを表現しているんだと思う。
うまく言えないけれど。
色んな人の人生が織り合わさって世界が出来ている。
色んな人の人生が織り合わさって世界が出来ている。
まさに「糸」の世界なのですよ、みゆきさん!
嗚呼、「糸」…本当に言い得て妙というか、この世の真理のような気さえする。
私が昨年ハマリにハマったデボラ・ハークネスの「魔女のシリーズ」、
ネタばれになってしまうけれど、これも重要なエレメントとして「糸」が出てくる。
「糸」と聞くと私は蜘蛛を連想する。
宇宙の大規模構造こそ蜘蛛の巣のようだと観測されていたか。
蜘蛛の巣、所謂【SpiderWeb】今やこのインターネットもある種の宇宙に近づこうとしている。
きゃー!脱線するー!
私のブログのタイトルの基になっている漫画「魔女」の1巻に収録されている『SPINDLE』にも「糸」「織物」をテーマに描かれている。
一本の糸が織り合わさると一枚の布になる。
その糸も単色ではなく様々な色で織り合わせれば一枚の布に描かれるのは模様にもなるし、何かを象徴する絵にもなる。
誰かへの誰かの為だけのメッセージにもなるのだ。
出会うことはないそれぞれの人生(一本の糸)も一枚の布には欠かせない存在なのには変わらない。
私は誰を包む為にこの世に遣わされたのか知ら。
私 達 は 誰 へ の メ ッ セ ー ジ なのかしら。
で、強制的に戻したい話題。
この映画に使われている音楽。
主人公ウォルターがこの壮大な旅へ飛び出す時の大事な大事な曲。
それが、デヴィッド・ボウイの
この部分にこの曲使うなんてずるいなぁ、とか、しみじみ観ていたのですが、まさかねぇ、亡くなるなんて思わなかったよね。
やっぱりデヴィッド・ボウイの与える影響力というか…、そういった意味で彼は一枚の布を織り上げてしまった感があります。まさに宇宙。
でも、そんな彼もまた宇宙においては一本の糸で、小さな命の煌めきだったのかも知れない。
ミクロとマクロのコスモスを考えるとクラクラしますね!
でも確実に彼のメッセージはどんな形になっても普遍的なテーマがあるだろうけれど、それ故どんな解釈に変化する事もあるだろうし、全て正解かも知れないし、間違ってる可能性もある。
でも本当のところは彼以外誰も知る事ができない。
彼の死をどれだけ悼んで歌をカバーしようとも、彼の意志を継ぐ事は誰にも出来ない。
そう言わしめるだけの輝きを放っていた。
まさに孤高のスターマン。
もうこの世には存在していない筈の天上の星も、今もなおこうして地球を照らす光になっているような、そんな存在になってしまった。
まだ何処かで輝いているような気さえしますもの。
でもいつか気の遠くなるような年月をかけて、彼の存在を知る者が誰一人居なくなる日も来るんでしょうね。その頃には私も何度か転生してるでしょうから見届けられませんが。
もう彼は肉体の限界を超えて使命を全うした様に見えていても、一度は肉体を手にして、失ったのだもの、彼が持つ《欲》の大きさやその行方を誰が知ろうか。
SPINDLEから拝借すれば、【本当の秘密は、永遠に秘密のまま】なのだ。
『The Secret Life Of WalterMitty』LIFE!の原題です。何だか深みを感じませんか。
私だけですか。どうですか。
人の一生は少し秘密を孕んでる位が丁度良いのだよね、きっと。
探究心や欲望を否定するつもりは全くないのですが、
全部を知ろうとする事、
全部を知った気でいる事、
時々愚かしくなる。
この情報過多の中、いっぺんに詰め込まず、
少しずつメモリーを増設して蓄えていきたいな、と。消化不良を起こして動けないなんてみっともない。
世界はもっと広く果てしないから。
私も歩きながら待つことにします。
知るタイミングさえ見誤らなければ、知る権利は等しく与えられるはずだから。
*KhamsaPavlin*<ていうかベン・スティラーの多彩さに震える。