秋の夜の香りに女神が佇む。肌に当たる風の冷たさに神経が震えました。夜は正直ですね。もうすっかり秋です。蝉も空気を読んでか、秋に絶望してなのか、とても静かな夜です。控えめな鈴虫も趣があります。秋独特の香りがダイレクトに過去を呼び、その思い出がとても愛おしい物だったので、思い切り肺を満たしてみました。こんなに深呼吸したの久しぶりかも。ちょっと息が詰まってたなって気づく事が出来ました。秋も儚いから、腐乱し始めるその境目の香を存分に味わおうと思います。はむ