ロッキー犬と近所をお散歩していたら
ある家の前に
沈丁花が咲いているのを見つけた。
 
 
おおぉ、もうそんな季節なんだ、
 
 
沈丁花と言えば、その香り
 
 
顔を近づけてみた。
でも、何故か、
香りがちっとも無い。
 
エッ?
香りの無い沈丁花ってある?
 
 
その少し先のコンドミニアムまで
歩いて行った。
 
そこのフロントヤードには
他の植木に紛れて
かぐわしい沈丁花があることを知っている。
 
 
 
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咲いていました〜!

 

つぼみがピンク色で可愛い。

 

そっと、顔を近づけてみると

おおお, 何とも言えない良い香りが!

 

やっぱり、沈丁花はこれよね。

 

 

この優しい香りが

ふっと、早春の風を運んでくるよう。むらさき音符

 

 

キラキラ

 

 

我が家の庭にもあったら、、、

 

その横を通り過ぎる時に

ふっと、優しい香りを感じられたら

なんて素敵だろう。

 

店先ではあまり見かける植物ではないけれど

今度、探してみよう。

 

 

 

キラキラ

 

 

 

沈丁花には

ちょっとした思い出がある。

 

 

コロナのパンデミックが始まる少し前まで

私はある老人施設で

ボランティアをしていた。

 

日本人や日系人の居住者も多かったその施設、

いろんなお年寄りがいたけれど、

 

ある日系人のおばあさんと

親しくなって

行くたびによく話をした。

 

 

日本とアメリカの間で

苦労の多い、波乱万丈の

人生を送ってきた女性だった。

 

それこそ

一冊の分厚い本が書けそうな人生。

 

 

彼女は沈丁花が好きだった。

 

 

”Daphne"という英語の名前も

彼女が教えてくれた。

”とっても良い香りよね” と

2人で話していたのを思い出す。

 

彼女との会話は

英語と日本語が70%/30%くらいの割合だったか。

 

 

彼女はだんだんと耳が不自由になり

補聴器は持っていたけれど、

付けていないことがほとんどだった。

補聴器の調整がうまく出来ていなかったのだと思う。

 

 

自分で言いたいことは話せるけれど、

私が話すことは聞こえにくくなっていった。

 

それでも

私は彼女と何とか話したくて

フェルトペンで紙に書いて

言いたいことを筆談で伝えたりしていた。

 

 

その彼女は

5年ほど前に亡くなったけれど

 

 

沈丁花を見ると

2人で沈丁花の話をしたのを思い出す。

 

 

キラキラ

 

 

 

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Have a beautiful day !
良い1日を!