赤ちゃんが

生まれてから一番最初に受け取るプレゼントが

「名前」と言われますよね

 

 

次女の名前を決めた時のことです

 

出産前に

生まれてくる子が

女の子とわかってから

名前を考え始めました

 

長女の名前は漢字二文字で

二文字目の漢字を姉妹で揃えたいと思い

夫とふたりで毎日相談していました

 

 

呼びやすくて

親しみがあって

ありそうで あまりない名前…

 

 

響きはよくても

いい漢字がみつからなかったり

 

苗字とのバランスが

しっくりこなかったりして

結構時間がかかりましたが

 

やっと何個か候補が決まりました

 

 

でも…

出産後に実際に生まれた子の顔をみると

どれも違う感じがする!

 

夫もなにか違和感をもったようで

 

私たちは

一から考え直すことにしました

 

 

それからは夫が

面会時間に名づけの本をもって

やってきて

本を見ながら

候補の名前を読み上げていきました

 

私はどれもピンときませんでした

 

まあまあいいかなと思った名前は

夫が気に入らなかったりして

なかなか決まりません

 

 

そもそも長女と揃えて

同じ漢字を使わなくても

いいのではないかということになり

選択肢が広がりました

 

 

そして何日かたち

ある名前を夫が口にした時です

 

私はビビビッと

全身に電気が走ったような感覚がしたのです

 

よくそういう表現を聞いたことがありましたが

本当にこういう感覚が

あるものなんだなと驚きました

 

「これだ!」私が言うと、

 

夫もすぐに「俺もこれだと思う!」

と意見が一致しました

 

晴れて次女の名前が決まりました

 

 

さらにしばらくたってから

夫から驚くことを聞いたのです

 

実は、夫と私がこの名前だ!と思った日、

夫は病院からの帰りに

自分の実家に寄ったそうです

 

お義母さんに

名前は決まったのか聞かれ、

 

とりあえず

「候補はあるけど、

まだはっきり決まってない」

と答えると

 

お義母さんは

夫が机に置いた名づけの本を手に取り

ペラペラめくり始めたそうです

 

そして突然、

私たちがピンときた名前を口にして

 

「〇〇〇なんていいんじゃない?」

と言ったそうです

 

ページを折ったり、

印もつけたりしていないのに

 

ものすごい量の名前の中から

その名前だけを口にしたのです

 

夫も驚き、

「実はその名前にしようと思っていたんだ」

と言うと、

お義母さんもびっくりしていたとのことでした

 

長女の時も名づけに関していっさい

口を挟まなかった義母です

 

何年かたってから

あの時、どうしてその名前を言ったのか

聞いてみると

 

「何かわからないけど

その名前が目に飛び込んできたのよね」

と言っていました

 

これは今でも我が家の伝説になっています

 

その次女も今は社会人ですが

自分の名前をとても気に入ってくれています

 

 

名前を決める時、

響き、画数、漢字の意味、

いろいろ考えることは多いですよね

 

でも流派によって画数の数え方が違って

迷うこともありますし、

 

ひとつの漢字でも

いい意味もあれば

悪い意味もあったりして

 

なかなか大変です

 

ですから

私は一番大切なことは

 

『名前に込める思い』

 

だと思うのです

 

それだけは

誰になんと言われようとも

ずっと変わることはありません

 

次女の名前を決めた時のように

いわばひらめきみたいなこともありますが

 

適当に決めたわけではなく

そこには「愛」があったわけです

 

 

そして縁あって名付けられた名前は

呼ばれていくほど、

しっくりくるようになります

 

 

自分の名前が好きではない、

もっと違う名前がよかったという人も

いますよね

 

でも氏名に使命が隠されていると

いう話もききますし

 

もしかしたら

本当は生まれてくるときに

すでに決まっているのかもと

思ったり…

 

何か気が付いていない

理由があるのかもしれないと

思ったりもします

 

 

実は孫たちの名前を決める時も

不思議なことが起こりました

 

次回はそのことを書きます