母の日から一週間がたちました

今日は母の月命日です

 

前回の記事で

 

『母は、母の日に

本当は一番好きなバラが欲しいと

思っていたことに気が付いた』

 

との内容を書きましたが

 

 

私は花だけでなく

母の好きなものを

案外知らないことに気が付いたのです

 

 

甘い物が好き、

お寿司が好き、

小さい子どもが好き、

手芸が好き、

お友達と旅行に行くのが楽しみ、

 

など

 

以外にざっくりしたことしか知らず、

 

でもまあ

みんなそんなものかなとも

思っていたのですが

 

 

それらのことを、

妹たちは結構知っていたということに

驚いたのです

 

なぜ、私だけが

こんなに知らないのだろうと

考えてみました

 

 

実家は電車で1時間くらいの場所なので

月に何回かは会いに行っていましたが

 

 

振り返ってみると

 

 

母との会話は

自分のことを話したり

相談することが多くて

母自身のことはあまり

聞いていなかったなと思います

 

 

最近の妹たちとの会話で

母のことを知ることも多く、

 

 

妹「お母さんは、粒あんが好きだったから

おはぎを持っていくときは粒あんにしてたよ」

 

私 (…いつも適当に買ってたな)

 

 

妹「お寿司は、サーモンが苦手で

エビが好きだったよね」

 

私(…サーモン嫌いだったの?

サーモンだけのお寿司パックを

もっていったことあったな)

 

妹「○○さんと、~に旅行に行ったとき、

素晴らしい景色のところで、

感動したと言っていたよ」

 

 

私(…お土産もらって

ありがとうしか言ってなかったな)

 

 

妹たちは

私より母とコミュニケーションを

とっていたのがわかりました

 

 

さらに

 

母が亡くなった時

ひっきりなしに大勢の人が

お線香をあげに来てくれたのですが、

 

泣きながらいろいろな

エピソードを聞かせてくださり、

 

みなさん口をそろえて

 

「お母さんに助けられた」

 

と言うのです

 

 

目立つ方ではなく、

いつも遠慮がちな母でしたが

 

 

こんなにもたくさんの

お友達がいて

 

 

多くの人に感謝され、

愛されていた人生だったことがわかり

 

 

もっと母のことを

知りたかったなとしみじみ思ったのです

 

 

 

その反省から

今、父とは

ものすごくよく話すようになりました

 

 

それは父の子ども時代のことや

戦時中のこと、母とのなれそめや

結婚してからの苦労話など

 

本当にいろいろです

 

 

そんな中で、

父の本当の姿を知ることになり

驚くことも多々あります

 

 

さらに

話に出てくるご先祖様たちのことを

知ることもできました

 

 

興味あることは

聞けるうちに

聞いてみるのがいいと思います

 

 

中には昔のことを思い出したくないとか

恥ずかしいとか

抵抗を感じる方もいるでしょうが、

 

 

とくに高齢の親ですと

昔のことの方がよく覚えていたり

話がはずむことも

あると思います

 

 

自分の歴史を黙って聞いてくれている、

それだけで

心やすらぐ方もいることでしょう

 

 

私も、自分のルーツにも繋がるので

今後もできるかぎり

父の昔話、聞いていきたいなと

思っています