今夜はホラーナイト。
「ドントブリーズ」を観た。
姉に乗っかってNetflixをタダで見せてもらってたけど、なんと今週末で契約を切るらしく急いでウォッチリストを観てしまわねば!と一先ず気になってたこの作品から。(写真はアマプラから拝借)
怖かった。すんごく怖かった。
ホラー好きにも細分化された得意ジャンルってのがあると思うんだけど、こういう人怖系ってどうも苦手。体に力入っちゃって全く癒されない。ホラーに癒しを求めるな?仰る通り…
あとなんとなく気温が良いくらいだったから服を着ずにリラックス状態で観たのも悪かった。人って服を纏ってないと落ち着かないのかも。安心感を剥ぎ取られて恐怖倍増、完全なる自己責任。より恐怖を楽しむ為のライフハックかも?ぜひお試しあれ。
有名な作品だからストーリーは割愛。
てっきりここ1、2年の作品かと思えば2016年作品、もう5年も経つのね。今夏2作目が公開されたってので注目してた。
以前、この話が観たくて「クワイエット・プレイス」を観たんだけど間違えてタイトル覚えちゃってた。だって似てるんだもの。うちが馬鹿だった。それでも間違えに気付いて途中から楽しんで観た記憶がある。ドントブリーズに乗っかっただけの便乗ホラーだと思ってたけどまぁ普通だった、B級って程でも無い普通の恐怖映画。
要するに怖いもの見たさの欲求満たせればなんでもござれ、うちって寛容なのよ。
多分この映画を観た人は、主人公サイドか盲目の元軍人か、感情移入したのはどっち?って議論になると思う。うちは断然!主人公のロッキー目線でいかに元軍人を倒すかだけ考えてた。
老人の不遇なんか知ったこっちゃない。だって自分が辛いなら人に何しても良いわけ?うちが言えたことじゃないけど、八つ当たりってダメと思うわ。どっちも悪なら悪事働いてでも未来の為に幸せ掴もうとする主人公サイドが良い。
大きな音、ショッキングな画面、絶対に来るぞって時に来てビックリするの分かってんのにいちいち体が跳ねてしまう。声は勿論出さない、怖くて手で口を塞いじゃってたもの。
真っ暗闇の地下室のシーン、あそこだけ妙に画面荒くなったのはうちのテレビの不調?でも真っ暗闇だからと言って本当に何が起こってるのか分からないって感じじゃなく良かった。RECシリーズとか、手持ちカメラ設定が悪いんだろうけどもう何が何やら分かんなくて頭痛くなってくる。キチンと細部を見せて世界に入り込める映画が好き。
てっきり盲目の老人との鬼ごっこ系ホラーだと思って、貴志祐介のホラー小説「黒い家」の半ばから終盤みたいな展開だと思ってたんだけど、老人の異常な行動にたじろぎ。目的や方法は想定外だったけど、監禁系ホラーって大好き。SM趣味が高じて?(笑)若くて綺麗な女が恐ろしい老人にあんな風に拘束されて孕まされるなんか、もう恐怖と興奮。いいわあ。こういう展開って大好き。クスコ使わなきゃ?絶対にあの太いスポイトじゃ痛い。そういう問題じゃない?うーん。
でも間一髪で助かってホッとした自分もいる。いくらフィクションでも妊娠するなら愛する男の種だけでいい。
ラストは冒頭のシーンに戻ってオワリ、かと思いきや一発逆転。感動。
ホラーの鉄板、彼はまだ生きてる。
2にどう繋げるのか気になるけど、映画の続編が1を超えることってそうそう無いから綺麗な恐怖のままで置いておいた方がよい?悩ましい。
あと製作陣にサム・ライミがいる。これはかなりの安心感。スパイダーマンの監督で知られてるのかな?死霊のはらわたやスペルの印象が強い。特にスペルは自分のホラー傑作5本指に入る。こういう大御所いるとこの作品の面白さに納得しちゃう。
チラホラ他の人の感想を探ると、展開のアラや矛盾を指摘する声も多いけど、そんなのいちいち揚げ足取ってりゃ楽しめねーよ!ってつい怒りたくなる。死んだかと思ったら生きてて、遠くにいると思ったらすぐ側にいて、良いじゃないのそれで!
なんてったって1時間半の猛スピード、ダレることもなく初めから最後までハラハラしっぱなし。素晴らしいと思う。多少無理があっても怖けりゃ良い。
有名作なだけある。
うちは絶対人の家に忍び込んだりしない。コレが今夜の教訓。
ではおやすみなさい、良き夢を。