【好事家w.w.からの挑戦状 3-1】 このペンネームは誰?(作曲家その2、問題編) | 歌謡曲(J-POP)のススメ

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音楽といっても数々あれど、歌謡曲ほど誰もが楽しめるジャンルは恐らく他にありません。このブログでは主に、歌謡曲最盛期と言われる70~80年代の作品紹介を通じて、その楽しさ・素晴らしさを少しでも伝えられればと思っています。リアルタイムで知らない若い世代の方もぜひ!

 今回は予告した通り、作曲家編(その2)として、後半8問を出題したいと思います

 今回のは職業作曲家のセンセが多い分、前回よりも手ごわい問題になっていますが、結構ヒントをつけてあるので(腕に覚えのある方はもちろんヒントを見ずに)、ぜひチャレンジしてみて下さいね~m(_ _ )m。まぁ、「好事家w.w.からの挑戦状」と銘打つに相応しい内容といえばそうなのですが、誰一人としてついて来てくれないとさすがに淋しいですもんねぇ・・・思うように解けなくても、ガッカリしないでお付き合い下さると嬉しいです

 それでは、さっそく問題いってみましょう どうぞ~


●問題

次に挙げるクレジットは、いずれも有名な歌手・タレント・作曲家による歌謡曲作曲時の変名(ペンネーム)です。それぞれ誰でしょうか。 


(9)浅沼正人
主なシングル作品:「怪傑ぶんぶんガール」(山瀬まみ、1987年)

☆ヒント 実は「浅沼正人」というのはペンネームではなくて本名です。本問では、読者の皆さんの多くがご存知の”芸名”の方を当てて下さい。一世を風靡した「T.C.R.横浜銀蝿R.S」から、1982年にソロデビューしてヒットを飛ばした元歌手です
現在はなんキングレコードの執行役員で、植村花菜やAKB48の統括プロデューサーだという・・・いやはや隔世の感を禁じ得ませんねぇ


(10)作曲研究所
主なシングル作品:「恋してPAX」(アミー&キューピーギャング、1986年)、「恋はパッション」(EVE、1987年)

☆ヒント ジューシー・フルーツの生みの親ですが、その直後に、ザ・ぼんちの「恋のぼんちシート」で、自分の作品をパロって二匹目のドジョウを仕留めました作詞、作曲、編曲なんでも来いのこのスーパーマンは、歌謡評論界の重鎮としても有名な人です。


(11)茅蔵人(かやくらんど)
主なシングル作品:「おふろのかぞえうた」(ビックリ・エレクトリック・カンパニー、1980年)、「領収書」(パワーズ、1989年)

☆ヒント 「およげ!たいやきくん」の作曲家として有名なセンセです。「暑中お見舞い申し上げます」(キャンディーズ)、「パールカラーにゆれて」(山口百恵)などのシングルヒットの他に、なんと作詞家編(5)に登場した「後ろから前から」(畑中葉子)の作曲もこのセンセというのは興味深いところ最近では、加藤清志郎クンと連名で「かつおぶしだよ人生は」をリリースして、伴奏とコーラスを担当(モチロン作曲も)して表舞台に登場・・・そう、バリバリ現役のセンセなんですよね


(12)林あきら
主なシングル作品:「イルカに乗った少年」(城みちる、1973年)、「十七才の行進曲」(菅原昭子、1973年)、「泣き虫列車」(石川さゆり、1974年)

☆ヒント 都はるみを国民的歌手に育て上げた演歌界の大物作曲家ですが、しくも2006年にご逝去されました・・・♪ ひとつ人より力持ち~でお馴染み、「いなかっぺ大将」のオープニングテーマ「大ちゃん数え歌」や、「ハクション大魔王」のテーマ曲も、このセンセの手による名曲ですね


(13)彩目映(あやめうつる)

主なシングル作品:「Make-up Shadow」(井上陽水、1993年)、「純・情歌」(石川さゆり、1993年)

☆ヒント '70年代は、バンドのキーボーディストとしてCharや高中正義と活動を共にしていました。あるいは、「どうぞこのまま」を歌った丸山圭子の元ダンナであり、「セーラー服を脱がさないで」ほか、おニャン子クラブの一連のヒットシングルを手掛けた作曲家としても有名です。でも、どちらかと言うと、編曲家としての仕事の方が高い評価を受けているセンセかも知れません・・・


(14)Michael Khan
主なシングル作品:「卑弥呼」(パッショナータ、1979年)、「ルナルナ」
(パッショナータ、1980年)

☆ヒント 1970年前後に、「人形の家」(弘田三枝子)、「手紙」(由紀さおり)、「積木の部屋」(布施明)などの大ヒット曲を量産した日本人男性の作・編曲家です。「ウルトラマンタロウ」の主題歌、「カール」のCMソングでもお馴染みのセンセと言えば・・・


(15)Keith Brown
主なシングル作品:「天使と悪魔 <ナンパされたい編>」(伊藤さやか、1982年)、「スマイルアゲイン」(野口五郎、1988年)

☆ヒント '70年代後半から'80年代にかけて、ホロ苦い青春歌謡を量産した日本人男性の作曲家です。特に、「DESIRE」(中森明菜)、「想い出がいっぱい」(H2O)、「約束」(渡辺徹)などのヒット曲が有名ですね。最近でも、AKB48の渡辺麻友にシングルB面曲「いつでもそばにいてあげる」を提供するなど、まだまだ現役活躍中のセンセなのです


(16)田所純一郎
主なシングル作品:「不思議あげます」(黒沢ひろみ、1984年)

☆ヒント 1969年”アンドレ・カンドレ”という名前でソロデビューした日本人男性です。その後現在の名前に改名・再デビューして、フォーク歌手として大活躍しました。我が国で初めて、アルバムでミリオンセラーを出した人でもあります。それにしても、なーんでまた「田所純一郎」なんて、役所の窓口業務担当者のようなカタいペンネームにしたんでしょうか・・・さっぱりナゾなんですケド


 以上で今回の記事はおしまいです。今回の出題は難しかったですか・・・ すんなり解けた方も、難渋した方も、ぜひ感想をお寄せ下さいね~  次回は、【好事家w.w.からの挑戦状 3-2】 このペンネームは誰?(作曲家その2、解答編) をお送りします。それでは、またお逢いしましょう~