洗車のツボ3

洗車のツボ3

意外と知らない洗車の方法をはじめとして、車の内装や外装を手軽にきれいに保つ方法を、ディティール業20年の筆者がお伝えしていきます。

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みなさん こんにちは 洗車のツボの鳥井です。




それでは本日のテーマは

「洗車の最適期」です。

前回の物と温度で塗装の目が開きやすい温度帯では洗車は厳禁であり、メンテナンスも
非常にやりにくい旨お伝えしました。


気温が30度を超えると分子間の間隔が広がり汚れや化学物質が入り込みやすくなります。

もし、汚れがこういう入り方をしてしまうとちょっとやそっとではとれません。

いや、弊社に問い合わせをしてこられる多くの方がここからさらに致命的なミスをされます。

なんだと思いますか?

この危険な状況からさらに自分で何とかしようとされます。


つまり、カー用品店のポップやネットのそれらしいうたい文句に飛びついていろいろな商品に
手を出し始めます。

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汚れなんてスプレーひと吹きで消えます。

ひとぬりでピカピカ。

汚れを落としてさらにコーティングまでワンステップでできます。

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こんなことができるわけがありません。

大概の場合ごく限られた設定条件で作業を行った場合の結果でしかないことがほとんどです。


こういった化学的な商品を大量に使った挙句、にっちもさっちもいかなくなってから問い合わせされることが
とても多いです。


ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、こういった事態にならないための第一ポイントは

いつ何時洗車やメンテナンスをしていいのは今日のテーマの洗車最適期だけなのです。


ではその洗車最適期はいつかということですが、多少地方によって違います。


関東甲信越・近畿・四国・九州北部のいわゆる位置的に日本の中ほどのところは秋口から冬の入り口くらいまで、
9月下旬から11月いっぱいまでといったところでしょうか。

九州南部・沖縄はもう少し遅いですし、東北北海道は半月ほど早い時期ですね。


これは一日を通しての平均気温が20度から25度のベルトに入る期間です。


ただこれさえも直射日光が当たる、当たらないで多少誤差が出ますが、もし、直射日光が当たったとしても大きく
障害が出ない温度帯に入ります。

この時期は洗車のシャンプーの洗浄力はカタログ値通りに機能し、メンテナンス用品の性能も最大限発揮します。


つまり、道具の性能が100%近く発揮されることが一つの理由です。

もう一つの理由が冬に向けて寒さや雪などへの対策を立てておくことで切るというのが理由です。


例えばこの時期に100%のコーティングをしておけば、一冬雪や泥の汚れから強固に守ることができます。
逆にこの時期におろそかにしていると冬が明けて春めいてきたころにすっかりつやが引けた自分の愛車に出会うことにもなりかねません。


この洗車最適期は春にもあります。
日本の中ほどの地方では3月から4月にかけてのごく短い間ですね。


次回はこの洗車最適期にどんなことをしておくと厳しい期間を乗り切れるか、細かく見ていきます。