5年前副腎皮質がんステージ2で腹腔鏡手術で左副腎ごと切除、オペプリムを1日3カプセル服用。
昨年その取り残しと見られるがんが腹壁に再発、開腹手術により切除。
セカンドオピニオンとして副腎がんに詳しいと言われる東北大学病院と国立国際医療研究センターに相談、後者で年一回のペースでPET-CT検査を受診することを勧められる。

去年の8月に初回、今年の8月1日に2回目の受診。
同月下旬に結果を聞いたところ、
PETの画像に4箇所光る反応あり。
そのうち両骨盤の前端2箇所は位置的に炎症に過ぎないかもしれない。
しかし残る2箇所、肝臓の裏側、そして最初に左副腎切除したあたりにある光はがんの可能性あり。
ただし、同時に撮影したCT画像で検証するとそれらの位置に構造物は存在しない。
つまり、まだはっきりとがんと認識される大きさの塊に成長していない初期の再々発がんが2〜4箇所でき始めている可能性あり。

最初の手術のあと、5年生存率67%とされること、100万人に一人の希少がんで研究が進んでいないことにより不安に襲われさまざま健康法をかじるも4年後に再発、絶望感に襲われつつもセカンドオピニオンを受け新たにPET-CT検査という対策を得て何事もなく1年半が経ち、正直のところ
もう大丈夫だろう
そんな油断があった。

そのため今回の結果は上がりつつあった気持ちをリセットして突き落とすものだった。

今までで一番不安にさいなまれ、入眠障害と中途覚醒が続き、仕事でもそれまで耐えていたストレスに耐えられなくなって辛くなった。

思いきって市役所内の保健センターの保健師さんに相談。面談し近隣の精神科や心療内科についての情報を提供していただいた。

精神科の中で1箇所だけ予約不要の医院が見つかり受診。

中度の不安症との診断、抗不安薬を処方された。

気分はたしかに以前より落ち着いて、以前ほど細かいことにイライラしたり落ち込むことは減った。

しかし睡眠障害については変化がなく、睡眠導入剤を処方してもらった。

すると眠りは深くなった。しかし、中途覚醒は変わらず、目覚めて水分補給やトイレのために立ち歩くとぐわんぐわんとめまいが激しく、ストレスが増すとともに危険を感じるようになった。

明日精神科へ行き相談するがどうなるのか。

そして何より、複数箇所にがんが同時に育った場合は手術等の治療ができないと聞く。手術を受けると全身の細胞に回復のために分裂を活発にさせる信号が出るためがんも急速に成長してしまうからである。

ということは、もし今回PETで反応があった部分ががんだった場合、もう根治は不可能なのか。
奇跡にうっすら期待しつつ延命治療になってしまうのか。

怖い。ハッキリしない状態が続きこうしている今も体内で複数のがんが育ちつつあるのかもしれないのが怖い。