前回の続きから。宝筐院の説明をしていなかった。


宝筐院

「平安時代に白河天皇(1053~1129)の勅願寺として建立された」


 元々は「善入寺」と呼ばれ、皇族が住む寺だったようです。

 勅願寺と言うのは、勅願によって鎮護国家・玉体安穏のために建立された寺のこと。東大寺や大安寺、薬師寺などがこれに当たります。
 寺の位置は『応永均命図』(室町時代前期の嵯峨地域寺院配置図)によると現在地と同じ。意外と場所や周囲の道は都会でない限りは変わらず残されていることが多い。

 この寺も他の寺社と同じで応仁の乱以降に衰退している。寺領が没収されて経済的に困窮、幕末には廃寺となっている。その後、復興されて今に至ります。


 本堂を降りて庭園を歩きます。


 ウグイスなど小鳥が鳴く中を歩く、快適な時間。


 手入れは大変なはず。庭園の維持は驚くほどの費用が掛かります。


 水が流れるところをイメージして作られている。


 こちらは滝をイメージしている。




小楠公首塚

「1348年、楠木正行は四条畷の合戦で高師直の率いる北朝の大軍と戦って討ち死し(23歳)、黙庵がその首級を生前の交誼により善入寺に葬った。明治二十四年(1891)、京都府知事北垣国道は小楠公(楠木正行)の遺跡が人知れず埋もれているのを惜しみ、これを世に知らせるため、首塚の由来を記した石碑『欽忠碑』を建てた」



 ネットで調べたら常時公開しているようでした。以前は公開していなかったと思います。




 小川



 ぐるりと回って元の場所へ



 紅葉の時期にも来てみたくなる場所です。


 音は鳥の鳴き声のみ




 ウグイスが鳴いている。



 名残惜しいが、そろそろ帰ります。


 人が多いのは渡月橋と駅周辺、竹林の小径のみです。


 この日は清涼寺は素通りしましたが、見応えのある仏像があるので、お勧めできる場所です。


 トルコアイスのような粘着性のあるソフトクリームをゲット。経営者は外国人なのかもしれない。受付は日本人(たぶん)だったが、他の人は外国人でした。


 個性を出そうとしているのでしょう。変わった商品がやたらと目につく。全体的に割高。外国人価格となっている。


 私が買ったのは抹茶コロッケ。子どもが食べる小さなサイズで200円。味は至って普通でした。


 嵐山は寺社以外はお勧めできない場所になってしまった。来る度におかしな事になっている。