いつも同じ場所にヌートリアがいる。いつの間にか2匹になっていた。


 水草を食べている。



 今回は「人生が変わる ハック大学式 最強の習慣」の紹介です。



テーマ

「習慣で人生が変わる」というものです。



習慣が身につく理由
「脳の神経回路を太くする。使う頻度を増やすと太くなる」


 筋肉の筋繊維と同じように同じことを繰り返すことで神経回路が繋がって太くなっていきます。ストレス耐性も同じ理由で説明することができます。



ホメオタシス
「新しい習慣はホメオタシスが働くため、ブレーキがかけられる。楽しんでドーパミンを分泌させる」


 人間は居心地の良い場所から動きたがらない生き物なので、今までとは異なる行動を取ろうとはしない。そのブレーキを外すのがドーパミンです。楽しいことを想像すると脳内でドーパミンが分泌され、それが行動へと繋がります。


不安などの恐怖心が行動に繋がるケースもある
・危機感があるから行動を取る。
・歯が痛くなるから歯を磨く。
・遅刻したくないから早起きする。

 書籍に書いてはいましたが、これは習慣には繋がらないと思います。



悪習慣
「メリットがあるから行なっている。そのメリットを上回るものが必要。それは危機感」


 まるでアドラー心理学の目的論のような考え方。一部は合っているとは思うが、全ての人に該当はしない。メリットがなくても悪習慣を続けている人なんて幾らでもいる。メリットとか関係がなく、脳内で快楽物質が分泌されるので本人には止めようがない。危機感なんて常に抱いています。それでも止めることができないのです。



習慣化6つのステップ
・危機感を見つける
・目的→目標→行動を設定する。ピラミッド型。
・タスクのハードルを下げる
・やる気になるメリットを用意する
・長続きする仕組みをつくる
・失敗から自分の攻略本を作る


 目的をトップに持ってきて、そこから逆算するのが近年の主流だと思います。以前は目標がトップでした。有名大学に入る。有名企業に入るなどが該当します。入ってから何をするかなんて考えてもいない。

 受験に失敗したからと言う理由で自死する人も中にはいるが、これが仮に目標ではなく、目的をトップにしていたのなら、亡くなることはなかったはずです。例えば「人を幸せにしたい」という目的があるなら、その大学や会社に入らなければならない理由など何もないからです。別に他のところでも何の問題もない。


紐づける
「入浴後にストレッチなど」


 何か一つだけをやるのではなく、流れの中に入れ込むと習慣化しやすいようです。



 習慣付けたいのなら、目的を明確にして想像を膨らませ、ドーパミンを出すのがベストということになる。下らん根性論を振りかざしたところで、そんなものが長期間続くはずもなく、いずれ疲弊して倒れるだけです。

 本を読み漁っている人なら既に知っている内容ばかりかもしれませんが、内容はしっかりしています。オススメできる本です。