叔父がまだ70代というのに認知症になって施設に行く事になった。不衛生な生活が原因だが、家族が入院したり、亡くなった姿を見ても喫煙と酒は止めずにいた。「いつ死んでもいい」と発言していた人だったので、いつかこうなることは分かっていた。弟も同じ考えを持ち、同じ行動を取っているので、叔父と同じ道を辿るのは確定している。どれだけ周囲の迷惑になるかを少しは考えて欲しいものですが、それは期待できない。身勝手であり、想像力もないからです。

 施設選びや役所での手続きなどで相変わらず従姉妹などの親戚が対応できずにいる。社会経験をそれなりにしてきた人なら、すぐに対応できるはずだが、何も経験してきていないので対応することができない。

 驚くことに「ケアマネは信用できない」と言って、何もかも自分たちでやろうとしていた。叔父や一緒に住む叔母のことを考えたら、一刻も早く施設に入れた方が良いのは間違いない。自分の感情が先に来ているのは愚かとしか言えない。

 この人たちの性格を知っているので、おそらくケアマネに非はないと思う。読解力もなく、相手に伝える能力もなく、聴いて理解する能力もなく、調べる能力もない。妄想を膨らませて勝手にキレているだけです。過去にも似たようなことが何度もあった。このような人たちの相手をしなければならないとは、ケアマネや役所の人たちはさぞかし大変だろうと思う。

 他にもまだまだ問題が起きている。親戚たちには、それが認識することができずにいて、身勝手な解釈を施しては楽観視しているから堪らない。



 今回はアニメの「かがみの孤城」の紹介です。


主人公

「学校に行くことができない少女」


あらすじ

「ある日、部屋の鏡が光り、鏡の中の世界(城の中)に行くことになる。そこには狼の被り物をした少女が1人、そして6人の引きこもりの子どもたちがいた。「願いの部屋が1つある」と狼の少女が言う。その願いの部屋に入ることができるのは1人。1人だけ願い事を叶えることができる」


 といった内容で、表向きの目的は「その部屋の鍵を探すこと」です。しかし見るべき所はそこではありません。

 小説と同様に中盤は何の進展もなく、ダラダラと城の中で過ごすだけのシーンが続きます。ただ小説とは違って、アニメは2時間程度とコンパクトに纏められているので、そのダラダラしたシーンもそこまで多くはない。

 ダラダラと言っても、子どもたちが悩みを吐露するシーンなので、共感して感動する人もいると思います。


条件

「願いを叶えたら、城の中での記憶が消える」


 そこで7人はどうするかを考えます。勘の良い人なら、この時点で結末は大体予想できると思います。


個人的に好きなシーン
「学校の教師が家に来るが、洞察力が全くないために頓珍漢な発言を繰り返す」


 虐めの被害に遭った子どもに対して、「行き違いがあった」「話すことで解決することができる」などと寝惚けたことを発言します。さすがは社会経験のない教師の発言です。学校を卒業して社会人経験も積まずにいきなり子どもに対して指導。普通に考えたらできるはずがありません。知識を頭に詰め込んだだけのエセ教育者が世の中に溢れているのが現状なのです。

 たまに会っている勝ち組の人たちの会話を聞いていても同じことを感じます。苦労をせずに育った人間に社会的弱者の置かれている環境や気持ちなど分かるはずがない。僧侶にもこのタイプが存在しており、やはり頓珍漢な発言を繰り返している。


 アニメの話に戻ります。子どもたちに鍵を探し出すヒントが与えられますが、このヒントがパッとしなかった。謎解きもいまいち。緊張感もさほどなかった。

 心理面の描写は7人もいるので仕方がないとは言え、一人一人深く掘り下げることができておらず、浅い描写で終わっていた。

 結末はもちろん、ハッピーエンド。しかし、どうもスッキリせず、モヤモヤした終わり方をしていた。纏まってはいる。

 この作家の作品は初期の方が良いと思います。