京都えびす神社

 えびす神社に到着。裏側から入ってしまった。表から入って裏に抜けなければならないというルールが設けられているらしい。出直さなければ。


本殿

 参拝客は少なく、御朱印欲しさに列に並ぶ人が多かった。殆どが中国人か韓国人。


 鳥居の上の部分に布が掛けられています。ここに戎様がいるらしく、お金を投げ入れる仕様になっているようです。投げ入れることができたら福がもたらされるとか。


 通常はこちらから入ります。すぐ近くには建仁寺がある。

 十日えびす祭りを京都でも行っているとは知らなかった。全国各地で行われていることも福笹のことも知らなかった。

 京都えびす神社は福笹の発祥の地だそうです。泉涌寺では一本300円と良心的な料金だったのに、ここは3500円もする。竹藪に行けば笹なんて幾らでも手に入るというのに……。その福笹に七福神に因んだ小物を付けていくので、全て揃えようとしたら軽く5000円は超えます。


 この先に年に何回か特別公開している塔頭がある。甘茶を振る舞ってくれるところです。この日も公開していたのだろうか。


 えびす神社の後は、福巡りの最後を飾る高台寺へ。時間内に巡ることができそうです。


 高台寺へ来たのは15年ぶりくらい。


 歩きながら少しずつ当時のことを思い出します。確か来たのはライトアップの時だった。



 開山堂へ続く通路は歩くことができないようになっている。


 以前のライトアップとは仕様が異なり、近年のライトアップは庭園の美しさを無視した派手なものとなっている。


 桜の頃も来たのかもしれないが、全く覚えていない。


開山堂

 お寺を開いた三江紹益(さんこうじょうえき)禅師が眠るお堂なので、開山堂と名付けられています。


臥龍廊(がりょうろう)

 ここも通ることができない。


 高台寺に最後に来て良かった。少しだけライトアップが体験できました。


 これが臥龍廊。


霊屋(たまや)

 ねね(北政所)が眠る場所。ねねは秀吉の正妻です。


時雨亭

 移築された二階建ての茶室。この茶室の二階から大阪城が燃えるのを眺めていたとされるが、どこまでも本当か分からない。伏見城遺構とも千利休に作らせたとも伝わるが、これらも確証はない。


傘亭(からかさてい)

 安閑窟(あんかんくつ)とも言うらしい。扉が上下に開くようです。




 2階から眺めていたのが正しいとすると、眺めたのは格子からだろうか。



 茶室も霊家も記憶に残っているが、由来は覚えていない。一度、説明を受けた程度では直ぐに忘れてしまう。何にしても興味を持って自分で調べなければ意味がないと思う。





 再び開山堂へ。紅葉シーズンは池に映る景色を見に来る人が後を絶たない場所です。


 名残り惜しいが、そろそろ閉園なので帰ります。


 紅葉の時期がすぎても人が多いまま。人が流出して、京都市の人口が減っているのも無理はない話です。随分と住みづらい町になった。住むのは京都市から少し離れた所がベストだと思う。