運が良いのか悪いのかインフルエンザに罹ったようで、5日ほど仕事を休むことになりました。
今回インフルエンザに罹ったことで発見したことは、インフルエンザの検査の精度が決して高くはないということ。診断してくれた医師が言うには、60%程度のものらしい。(検証の仕方にもよりますが、自分で調べても大体それくらいでした)
そして、ここが重要ですがインフルエンザの検査が陰性でも、そこで風邪と断定する医師もいれば、症状などを総合的に加味してインフルエンザと診断する医師もいるということです。この2点を知ることが出来ただけでも収穫でした。

インフルエンザは風邪と違って、突発的に高熱が出たり、関節痛など全身症状が現れたりするものですが、私の場合もこれに該当しました。

初日
仕事終わりに、やや疲労が出た程度。しかし職場を出てから1時間も経過しないうちに38度台にまで急上昇。(これは測ってない。体感的なものです)

2日目
37.5度の状態で病院へ行き、検査では陰性。その病院では風邪と診断される。しかし夜中に39.7度まで上昇。あまり解熱剤は使いたくはなかったが、あまりにも高くなり過ぎたので、ここで仕方なく解熱剤を服用。

3日目
朝測ると平熱にまで下がっていた。解熱剤の効果の持続時間が過ぎていたので、熱が下がったままでいるのは薬の効果によるものではないと思ったが、症状から風邪とは思えなかったので念のために再度病院へ。ただし今度は1つ目の病院とは異なる病院。2度目の病院でも検査は陰性。しかし症状からインフルエンザに間違いないと医師が判断して、この病院ではインフルエンザと診断されました。

どちらも検査は陰性。
1つ目の病院は風邪と診断
2つ目の病院ではインフルエンザと診断
されたわけです。
調べたらインフルエンザの検査は精度に問題があり、時間も掛かることから、近年では検査だけではなく、症状と状況(例えば家族や職場に感染者がいるか、世間で流行中かなど)でインフルエンザと診断するケースが増えてきているとのことでした。

またインフルエンザの検査は発症して直ぐに病院で診察してもらっても、まだインフルエンザウイルスが増殖しきっていない為、例え感染していたとしても検査の結果は陰性になるとのことです。

検査では綿棒のようなものを使用します。1つ目の病院では綿棒を鼻の奥に入れて、時間をかけてグリグリとやられましたが、2つ目の病院では、そっと綿棒を鼻に入れて少し粘膜に触れる程度であっさり終わりました。手技一つを見ても違いは歴然でした。
改めて病院選びは慎重にしないといけないと感じました。これが死に結びつく癌などだったら取り返しのつかないことになっていたところです。

インフルエンザの症状の現れ方は多岐にわたります。
今回の私のケースでは2日目までは高熱が続き、3日目、4日目は平熱で落ち着いた状態です。しかし最初から熱が出ない人もいます。逆に数日間ずっと高熱でうなされる人もいる。乱高下する人だっています。

今回のケースは症状のみでインフルエンザと診断しているので、実際にインフルエンザウイルスに感染したかは、はっきりと分からない。しかし職場が医療関連施設であり、仮に高齢者が感染でもしたら大変なことになるので、今回は慎重に行動を取って大正解でした。最近のニュースでも、何処かの施設で何人もの高齢者が亡くなったと聞きました。
1つ目の病院で風邪と診断されたからと言って、それを鵜呑みにして翌日に職場に行かなくて良かったと思います。